12月7日、多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)が“クアトロ主演”するドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系、木曜夜10時)の第9話が放送される。

 11月30日放送の第8話は、謎の人物だった美鳥(田中麗奈/43)の過去が明かされ、配信サービス「TVer」のドラマ再生数ランキングは、上位を週明けまでキープと好調。しかし、平均世帯視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回と変わらず、下げ止まったままだ。

 第8話の内容は以下。紅葉(神尾)は高校の友人に、美鳥の近況を知らないかとメッセージを送るが、「誰だっけ?」とつれない返事。夜々(今田)も両親に電話で美鳥のことを尋ねてみるも、近況は知らないと言われてしまう。また、椿(松下)も家族に聞いてみるが、母も弟も転校後の美鳥には心当たりがないという。

 一方、美鳥に「春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉、この人たち知ってる?」とメッセージを送っていた、ゆくえ(多部)のスマホに美鳥から着信が。ゆくえは美鳥に会いに行き、「4人全員で来られるのは嫌でしょ」と気づかって、美鳥は椿、夜々、紅葉とひとりずつ会うことに。まず、椿の家を訪ねると、いつもケガしていた美鳥の中学時代を振り返る。

 当時、美鳥はケンカしてケガしたと言っていたが、実は家庭に問題があった様子。美鳥が花屋の花を見ていたとき、椿の母にケガを手当をしてもらい、それをきっかけに椿の家にたびたび来ることになったという。次に美鳥が会ったのは夜々で、塾を閉めて北海道の母の看病に行ったが、自分の居場所ではなかったと明かし……という展開。

 視聴者のX(ツイッター)上の反響は、《面白いのは内容もだし、なんかゆったりとした時間もいいんだけど、1番は演者が上手いこと。だからすごく入っていける》《視聴者の記憶の蓋を開けてくれるドラマ。非現実的な便利キャラが1人もおらず、ちゃんと現実との地続き感を無理なく感じさせてくれる》など、称賛の声が寄せられていた。