「アニメの街」と聞いて、多くの人の頭に浮かぶのは、東京・秋葉原だろう。メイドカフェやアニメグッズを扱う専門店が数多く集まる「アキバ」は、世界的にも注目を集め、海外からの観光客も多い。その秋葉原を追い越さんとする勢いを見せている街があるという。
「東京の“北の玄関口”とも言われる池袋ですね。東池袋中央公園やサンシャイン広場といった、池袋を舞台に繰り広げられる『池袋ハロウィンコスプレフェス』は、2023年に10周年を迎えました」(夕刊紙記者)
今年の10月28日と29日の2日間にわたって繰り広げられたフェスの来場者数は、開催史上最多となる累計14.1万人となった。
「ベテラン大御所歌手の小林幸子さん(69)が人気漫画『鬼滅の刃』(集英社)に登場する、鬼舞辻無惨のコスプレ姿を披露。会場には豊島区長やアニメグッズの販売を手掛けるチェーン店、『アニメイト』を展開するアニメイトホールディングスの役員も来場。官民一体となって池袋をアニメの街として推していく姿勢が見えました」(前同)
10月31日には東京都が手掛け、日本アニメの貴重資料が展示される『アニメ東京ステーション』がオープン。『鉄腕アトム』や『NARUTO』といった人気キャラクターの資料が並べられている。そんな街で今、ホットなのが、アニメキャラクターとのコラボカフェなのだ。
11月16日には、イラストレーターのナガノさんが手掛ける人気キャラクター『ちいかわ』とコラボした常設レストランが、池袋PARCOにオープン。
現在、予約は抽選制となっており、大盛況の様相を呈している。現地に出向くと、推しのぬいぐるみである、推しぬいを手に写真を撮る人の姿が。