■大人気の山田と赤楚に「視聴率壊滅状態」のフジはすがることに
前出の制作会社関係者は続ける。
「フジテレビが、24年4月クールに赤楚さんが主演する“大病院を舞台にした復讐もののサスペンス”を放送すること、また重要なポジションに元関ジャニ∞の錦戸亮さん(39)がキャスティングされていることが『週刊文春』(文藝春秋、11月30日売り号)に報じられています。放送枠は水曜22時枠で、ヒロインは芳根京子さん(26)が出演するとも聞こえてきていますね。
当然ながらフジテレビは山田さん、赤楚さんの絶大な人気を踏まえキャスティングしているのは間違いない。そして、フジの月9と水曜22時枠に共通しているのは、どちらも視聴率が大苦戦している枠であるということ。大人気俳優である山田さんと赤楚さんに、フジは大きな期待を寄せているのではないでしょうか」
月9は2020年代から視聴率がどんどん低下していて、今年7月クール放送の森七菜(22)、間宮祥太朗(30)のダブル主演ドラマ『真夏のシンデレラ』は全話平均世帯視聴率5.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)を記録。それは「月9枠」において歴代ワースト記録だったのだが、現在の10月クールで放送中の嵐の二宮和也(40)、中谷美紀(47)、大沢たかお(55)によるトリプル主演作『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』も、ワースト記録を更新しかねない“爆死”状態になっている。
10話は12月11日(月)よる9時
— 『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』10月期フジ月9【公式】 (@oneday_xmas_ado) December 4, 2023
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一方、赤楚の主演が報じられている水曜22時枠は、裏番組がダウンタウンの人気番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のため、視聴率が取りづらい。10月クールに放送され最終回を迎えた向井理(41)主演の『パリピ孔明』は、全話平均世帯視聴率4.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。
「今年、すでにフジテレビでは、月9ドラマに山田さんと赤楚さんを起用しています。山田さんは1月クールの北川景子さん(37)主演の『女神の教室~リーガル青春白書~』の2番手として。赤楚さんは、4月クール放送の木村拓哉さん(51)主演の『風間公親-教場0-』に、第1・2話のメインキャラとして出演しています。
しかし、『女神の教室』は“北川と山田の役は逆の方が良かったんじゃないか”といった声が出てしまったり、『教場0』はせっかく数字の取れる俳優である赤楚さんを2話しか使わず、再登場もなかったりと、キャスティング面の問題を指摘する声もあり、あまり好評ではなかったですよね。
やはり、山田さんと赤楚さんがメインを張った、TBSの『ペンディングトレイン』のほうが、起用に関しても巧みだった印象を受けますよね」(前同)