■同僚ドライバーが明かす容疑者の危険運転の実態
小澤容疑者の日々の勤務状況をタクシー会社に聞くと、
「お答えできません」
とのつれない返事。代わりに同僚のドライバーが、小澤容疑者の勤務実態を語ってくれた。
「日頃から、急発進や急ブレーキを繰り返し、乗客から“危険運転だ”と、会社にクレームが来たことも珍しくはなかったですね。社内でも問題視されていたようです」
そんななか、別なタクシー運転手は“東京の交通事情”を理由に、運転が荒くなってきているタクシードライバーもいると話す。
「今年に入ってから電動キックボードのシェアリングサービスなどが普及したことで、路上を走るモビリティが増えました。
年末も近づき忘年会シーズンに突入したことで、酔っ払ったまま運転しているからなのか、明らかにフラフラしている電動キックボードもいるんですが、人身事故はわれわれ絶対に起こせませんからね。ストレスの影響で、一部のドライバーの運転が荒くなっているということもあるのではと……」
事件直後には現場にいたハトも“ハッとした!”に違いない今回の一件。動物をむやみに殺すことはあってはならない。
佐藤みのり
1985年10月19日生。横浜市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、同大学法科大学院へ進学。2012年に司法試験合格。テレビ、雑誌などを中心にコメンテーターとしても活躍中。