お笑いコンビANZEN漫才みやぞん(38)が、所属事務所「浅井企画」を年内で退所することが同社の公式サイトで発表された。相方のあらぽん(38)は事務所に残るが、ANZEN漫才は2024年3月末で解散する。

 みやぞんの独立の理由は、

「みやぞん本人より『会社を離れて自分の力で色んなことにチャレンジしていきたい』との申し出があり、本人との話し合いを重ねた結果、みやぞんはフリーで活動していくこととなりました」

 と、発表されている。

※画像はみやぞんの公式X(ツイッター)『@anzenmiyazon』より

 バラエティ番組ディレクターは話す。

「“チャレンジしたい”とコメントしているみやぞんさんですが、実は、海外での活動に挑戦したいといいますね。

 2020年にアメリカに移住してすっかりニューヨーカーになった渡辺直美さん(36)や、2016年からロサンゼルスに拠点を移したピース綾部祐二さん(45)など、海外進出を図る芸人は多い。ウーマンラッシュアワーの村本大輔さん(43)も、アメリカでスタンダップコメディアンになることを目標にしていますよね」

 事務所に残らず独立を選んだ理由は、旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)のKing&Princeの独立騒動に近いところがあるという。

「キンプリは国内で絶大な人気を誇り、ドラマやバラエティの仕事も絶えませんでしたが、そのせいでグループの目標である海外進出を果たすことができなかった。そのため、平野紫耀さん(26)、神宮寺勇太さん(26)、岸優太さん(28)の3人は5月23日にキンプリを脱退して、事務所からも独立(岸のみ9月末退所)。滝沢秀明氏(41)のエンターテインメント会社『TOBE』に合流してNumber_iを結成しましたよね」

 現事務所にいては、海外進出できない――お笑い界で似た話では、渡辺直美の例もある。渡辺は事務所に英語対応できる体制がないせいで「海外のCMのけっこう大きいお話」などを事務所が断ってしまう、という悩みを2018年放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で話していたことがあった。渡辺は吉本興業に籍を残してはいるが、海外で仕事をするためにアメリカのエージェント会社2社とも契約した。