■『イッテQ』残留は海外進出においてもメリット
前出のバラエティ番組ディレクターが続ける。
「みやぞんさんも、日本の事務所にいては“海外に行きたい”と言っても、日本の仕事のスケジュールを入れられてしまう。事務所としても売り上げを出していかないといけないので、それは仕方ないですよね。そのために独立したといいます。フリーになって裸一貫、本気で海外を目指していくのでしょう」
渡辺や綾部は完全に拠点をアメリカに移したことで、国内の仕事は激減している。綾部の場合は今年10月にトークライブ「ピーストークライブ~本とアメリカ~」を開催するまで、6年間日本に帰国することはなかった。
みやぞんは国内では特に『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の名物キャラとして活躍しているが、今後どうなっていくのか。
「みやぞんさんは国内仕事を完全に辞めるわけではなく、少なくとも『イッテQ』は辞めないだろうと言われていますね。『イッテQ』の撮影は1企画に1か月近くかかることも珍しくない番組ですが、基本的に企画は海外ロケ。みやぞんさんの目標である海外進出に通じるところがあります。『イッテQ』の収録が現地メディアでニュースになることも、ままありますからね」(前同)
これまで『イッテQ』では、宮川大輔(51)が2007年にメキシコのトトナカ族が開催する「鳥人祭り」に参加したことで地元紙が宮川の活躍をたたえる一面記事を掲載したり、14年にアメリカのコロラド州で開かれた「凍結祭り」に参加した出川哲朗(59)と河北麻友子(32)が、地元新聞で「テツドウ・デガワ&マインコ・カワキタ」と、名前は間違われつつも紹介されたことがある。みやぞんが海外で知名度を上げるには、うってつけの番組だろう。
また、みやぞんが独立後も『イッテQ』に出演することで、こんな動きに期待する声も――。
「手越祐也さん(36)の再出演ですよね。20年6月に旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)から独立して『イッテQ』も降板した手越さんですが、現在も『イッテQ』ファミリーのデヴィ夫人(83)やイモトアヤコさん(37)とSNS上で交流していたり、22年に行なわれた手越さんのライブツアー『NEW FRONTIER』では『イッテQ』のMC・ウッチャンナンチャンの内村光良さん(59)から祝い花が届いていたり、番組メンバーとの関係は良好です」(女性誌編集者)