■スノが突き進む「令和のSMAP」ルート
芸能プロ関係者は話す。
「バラエティで人気が先行してしまい、“知名度のわりにSnow Manがしっかりと踊れるグループなのを知らない人が多かった”というのはマイナスといえばマイナスかもしれません。しかし、熱心にコンサートに足を運ぶ、CDを必ず買うというファン以外は、まずはアイドルグループを知るとっかかりとしては、マスメディアである地上波テレビ番組の活躍から興味を持つことが多いですよね。
まず、バラエティ番組でSnow Manを“めちゃくちゃ面白い人たち”として認識してもらい、音楽番組でも見かけて“ダンスや歌ももすごいんだ!”となり、その後、しっかりとしたファンになっていく――そんな理想的な流れになりつつありますよね。向井さんの“マッサマン”を経由して、子どもがSnow Manに興味を抱いてくれていることからも、それは明らかです」
同じジャニーズでは、SMAPも『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で芸人顔負けのコントを披露したり、メンバー全員が向井のマッサマン以上に突き抜けたコスプレや、ギャグ、コントを行なったことで人気が爆発。そこから視聴者は、各メンバーのドラマやグループの楽曲も好きになり、国民的アイドルにまで上り詰めた前例もある。
「Snow Manはバラエティでの能力の高さから、“令和のSMAPになれるのではないか”ともっぱらですよね。
そうした面を考えると、多少“面白い”という色がつきすぎてしまうSnow Manのバラエティ路線は、やはりマイナスよりも大幅にプラスですよね。
“面白グループ”として着実に知名度を上げていき、音楽番組などでめちゃくちゃカッコ良い姿を見せる。そしてそこには、バラエティ番組とのギャップでの相乗効果も生まれるでしょう。
今後、Snow Manメンバーがバラエティで活躍すればするほど、彼らの圧巻のパフォーマンスに、惚れ込む視聴者も増えていくのではないでしょうか」(前同)
SMAPも歩んだバラエティ路線。Snow Manは着実に、伝説グループの“後継者”として育ちつつあるようだ――。