■独自サブスクではグローバル化は無理!?

 しかし、STARTO社がファンのために「独自の音楽配信サービス」を立ち上げる――それは、ファン層が広がらないことになるのではないか、という見方が多いのだ。

「STARTO社の新機軸のひとつである“グローバル展開”を目指すなら、すでに世界規模のシェアを誇るAmazonミュージック、Spotify、Appleミュージックなど、既存のサブスクで旧ジャニーズの楽曲を解禁すれば済む話ですよね。“独自の音楽配信サービス”を立ち上げる必要はありません。

 STARTO社専用のサブスクなんて、まずファンでなければ利用しない。“ジャニーズ”の曲を知らないアメリカや韓国の層へ届けることができないわけで、“グローバル展開”とは大きく矛盾してくるような気がしますが……」(前出の芸能プロ関係者)

 STARTO社の発表は、世界に旧ジャニーズのエンターテイメントを広げるどころか、時代の流れに逆行する、ドメスティックで、目先の収益面を求めるような動きにも感じられ、これはファンの間でも失笑を買っている。

《旧ジャニーズ、独自サブスクとかガラパゴスの極みやんか》
《独自配信アプリじゃなくてサブスク解禁してほしいんだよな、こういうプレイリストを、まあ今もCD持ってるから作れるわけだけど、もっと気軽に作れたらな?なんて思っちゃうわけで、、、》
《なんで独自? サブスクやったら自分が便利なのもあるけど、ストのこっからとかスノのデンホリとかキャッチーで街中でもよく流れてるような歌をちょっときいてみよかなと思って聞いてくれるファンじゃない層が気軽にきけるのが大事やのに》

 といった声が多く寄せられている。