■TOBEの滝沢氏は“グローバル展開”を強く意識

 前出の芸能プロ関係者が続ける。

「いまや世界規模の人気を獲得しているK-POPにも、『Melon』という韓国独自のサブスク文化があります。しかし、内容はK-POPの最新曲や、インディーズアーティストの楽曲を幅広く扱っているというもの。旧ジャニーズのように、いち事務所独自のサブスクではありません。

 また、BTSSEVENTEENなど、グローバルな人気を誇るK-POPアーティストはもれなくSpotifyやYouTubeMusicなど、世界レベルのサブスクで曲やMVを楽しめます。

 旧ジャニーズ事務所を独立して滝沢秀明氏(41)が立ち上げたエンターテイメント会社「TOBE」も、K-POPのような流れでタレントの世界進出を目指すことをうかがわせる発言をしていますね」

 滝沢氏は7月31日に行なったTikTokライブで、

「基本的にすべての配信プラットフォームで(楽曲配信を)やる」

 と、断言。

「1位は難しいだろうけど、ランキングが上がると世界中で“この日本人の曲はなんだ、これが流行っているのか”って、いろんな人が聴き始めるんですよね」

「Apple MusicやSpotifyなどは世界配信なのでランキング上位になれば海外の人たちが聴くきっかけになる」

 と、ファンに再生数を伸ばして“推し”を応援してほしい、と呼びかけていた。

 その後、TOBEでは三宅健(44)やIMP.が、デジタル配信で楽曲を発表。10月15日にTOBEに合流したNumber_iも、2024年早々にはデビュー曲を発表するとささやかれている。

※画像は三宅健の公式X(ツイッター)『@kenmiyake_idol』より

 Number_iは、元King&Princeの平野、岸、神宮寺の3人が旧ジャニーズ事務所を退所後、10月に立ち上げたグループ。結成当初から、世界進出を目標に動いているグループである。

「平野さんたちが5月22日(岸のみ9月末)に旧ジャニーズを辞めた理由は、藤島ジュリー景子前社長が国内の仕事ばかり優先し、キンプリがデビュー時から目標にしていた世界進出ができずに目標を見失った、という理由でした。

 平野さんの退所後、ジュリー氏はジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題で失脚。事務所は生まれ変わることになりましたが、STARTO社の“独自サブスク”はツッコミの嵐。今後、なんらかの世界とつながる施策が発表されるのかもしれませんが……現時点では、国内のファンにしっかりとお金を払ってもらいたいサービス、のように見えますよね。

 グローバルな活躍を目指す平野さんたちがジャニーズに見切りをつけ、TOBEに合流したのは、やはり正しかったと言えるのかもしれませんね……」(前同)

 立ち上げ早々に猛ツッコミが入ってしまったSTARTO社。“新たな試み”の「グローバル展開」は、どこまで本気なのか――!?