気がつけば大晦日まで20日を切り、年末年始の過ごし方が話題にのぼる季節になってきた――。

 2023年は、新型コロナが5月8日に、法律に基づいた外出自粛の要請などもなく感染対策は個人の判断に委ねられる『5類感染症』へ移行し、初の年末。自粛していた忘年会を“復活”させる動きも出てきている。

「東京商工リサーチが11月1日に発表した23年『忘・新年会に関するアンケート』(インターネット調査、有効回答4747社)によれば、今シーズンの間に忘・新年会を実施する予定があると回答した企業は54.4%と半数を超えています。

 新型コロナ感染者数が年末に向けて急速な拡大をみせた20年は“開催しない”が94.2%(20年12月11日発表、有効回答9970社)と9割以上。21年、22年もそれぞれ“開催しない”が79.4%(21年12月14日発表、有効回答6765社)と71.1%(22年12月13日発表、有効回答4766社)と、7割~8割近くの企業が忘・新年会を見送っていました」(トレンドライター)

 今年の調査結果では「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」が21.8%を占めるとはいえ、復調傾向にあることは確か。

《今年は忘年会6つ参加することに……》
《コロナが落ち着いた反動か忘年会とかもやたらある》

 などとX(旧ツイッター)に投稿されているように、これまで自粛していたぶんを取り戻すかのように忘年会に参加する、という人は多いようだ。

 そうしたなか《コロナ禍以降、以前に比べて全然飲まなくなったら本当に酒に弱くなった》と、自粛期間を経て酒に“弱く”なっていることを自覚する人もいるが、《会社の忘年会はコロナ以降、久しぶりだったので飲み倒した》と浮かれて暴走するパターンも少なくないようだ。