■ジャニーズ長男坊の芸能人生は寂しい最後を迎えることに

 SMILE-UP.の補償を巡っては、その対応に批判の声も出ている。

 テレビ番組でも活躍する弁護士の北村晴男氏(67)は11月3日までに公式YouTubeチャンネルを更新し、ジャニー氏の加害問題に言及。

 北村氏は「驚いたのはジャニーズ事務所側が今、被害申告した人がすべて被害に遭ったわけではない、マスコミに対して公正な報道を求めると。“は?”という話です」と怒りの表情でバッサリ。

 さらに「真偽をきちんと判断できるなら判断するべきだけど、長時間かけて本当の被害者に対する賠償が遅れるなんてことがあったら絶対いけない。スピード重視しなきゃいけない。被害申告にウソがまぎれるかもしれないという覚悟のうえでやるしかない。これはしょうがない。被害を生んだのはジャニーズ事務所なんですから」とコメントしていた。

「ジャニーズ事務所に所属して活動はしていたものの、ジャニー氏から被害は受けていないという人も被害を申請しているとも聞こえてきています。ただ、それは証明しようがないですよね……。

 そしてその裏側には数多の被害者がいるとされている。実際、現在も芸能界の裏方として活動している人でも、“被害は受けたけど申請はどうしようか……”と逡巡している人が複数います。それはやはり、今だに“ジャニーズからの圧力”を恐れているからです。そうした人たちの動きが今後あることも考えられる。

 東山さんと藤島ジュリー景子氏(57)は、やはり長く被害者たちと真摯に向き合う必要があると思われます」(前出の芸能プロ関係者)

 風間俊介(40)は12月11日、朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)に出演。「STARTO ENTERTAINMENTの体制が整うことで、最も為すべきことを担っているSMILE-UP.の東山社長が職務に専念できるようになるといいなと思います」とコメントした。

※画像は『ZIP!』の公式X(ツイッター)『@ZIP_TV』より

「東山さんは、会見で矢面に立ち、自身の過去のパワハラ疑惑を追及されたりしてからの引退ですからね……。今さら引退を撤回したところで批判も出てしまいかねない。少年隊の復活もなし。ジャニーズの長男坊として頑張ってきた東山さんですが、その芸能人生は寂しい最後を迎えることになりそうですよね。

 ただ、その裏には彼の男気があるのは間違いない。自分が旧ジャニーズの負の要素をすべて背負っていく、という覚悟なのではないでしょうか。補償には数年はかかるとされるますが、その間に現役タレントたちには前に進んでほしい、彼らの足を少しも引っ張りたくない、という親心もあるはずです。

 これまで東山さんは、後輩からあまり人望がなかったと言われてきましたが、それは彼が孤高の存在で自分に厳しく、すべてにおいてストイックにこなしていたからでもあった。いわゆるわかりやすい兄貴分ではなかったのでしょうが、最後の最後に、自らの非があまりないところもすべて尻拭いをしようといったところでしょう。

 風間さんの言葉ではないですが、後輩タレントの多くが今、“ヒガシさんありがとうございます”と思っているのではないでしょうか」(前同)

 SMILE-UP.社長・東山。芸能界引退後の手腕にも注目が集まる。