■「フジテレビの川口春奈」から「TBSの川口春奈」になる?

 前出の制作会社関係者が続ける。

「川口さん、今をときめく松下さんというキャスト、さらにヒットメーカーの金子氏の脚本ということでTBSは絶対にミスするわけにはいきません。大ヒットさせたいという思いもあり、『レコ大』の司会にも抜擢し、1クール先にはなりますが、ドラマの放送に向けて川口さんを推していくことにしたのではないでしょうか。

 川口さんといえば、違法薬物で逮捕された沢尻エリカさん(37)に代わって大河ドラマ『麒麟がくる』で帰蝶を演じたところから株が急上昇。急遽の起用でしたが、見事な演技でドラマを彩ってくれましたよね。以降、NHKで重宝されるようになり、連続テレビ小説ちむどんどん』、『舞いあがれ!』に出演。主演を張れる女優としての地位を築きました」

 そんな川口の女優キャリアを代表するドラマとなったのが、2022年10月クールに放送された『silent』(フジテレビ系)だろう。

 10月24日、都内にて「東京ドラマアウォード2023」授賞式が行なわれ、『silent』が作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞を受賞したほか、川口が主演女優賞、Snow Man目黒蓮(26)は助演男優賞、夏帆(32)は助演女優賞を受賞した。

※画像は『silent』の公式X(ツイッター)『@silent_fujitv』より

「ドラマのロケ地となった世田谷代田駅を“聖地巡礼”する人もたくさんいましたよね。川口さんといえば“フジ『silent』の川口春奈”というイメージが強いですが、これを“TBSの川口春奈”にしたい、とTBSは考えているのではと。そのため、来年のドラマの戦略も含めて、『レコ大』の司会にも川口さんにしようとなったのではないでしょうか。

 今やNo.1主演女優の川口さん。民放ドラマでは、視聴率もクオリティ面の評価でもトップを走るTBSが彼女を奪おうというのは、自然なことな気がしますね」(前同)

『レコ大』での川口の司会、2024年4月クールの主演ドラマにも注目が集まる!