■SixTONESのライブにかける思い
ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題勃発以降、旧ジャニーズは揺れ続けている。新会社「STARTO」の社長・福田淳氏は会見で、独自の音楽配信サービス、米国・韓国などへのグローバル展開、メタバース事業への参入などを発表。所属するタレントも、これまでとは違う、新たな展開を迎える可能性が高い。
ただ、高地の言葉にあるように、SixTONESがこだわり続けたステージについては、変わることなく進化を遂げていくはずだ。
22年2月に放送された『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』(フジテレビ系)でも、ジェシー(27)が「俺たちはライブが好きなんで。デビューできなくてもライブができていたらいいか、って会話したこともある」と、デビュー前から、ライブだけは他の活動以上の熱意をもって取り組んでいたことを明かしていた。
SixTONESにとって、ライブだけは譲れない聖域だ。ファンはそれを知っているからこそ、不安定なこの時期の発言に敏感に反応し、「未来的な話きくと泣いちゃうよ」という言葉が出てきたのだろう。
ドームツアーの告知の最後には、田中が「かなり面白い、チャレンジ的なライブができる」と語り、高地が「大いに期待してもらいたい」と訴えていた。新会社によって周囲の環境が変わっても、6人が見せる圧倒的なステージは変わらなさそうだ。(芸能ライター/坂上五郎)