■櫻井”クビ危機”と24年4月期以降のドラマ離れも…

 櫻井は、2006年から現在まで夜の報道番組『news zero』の月曜キャスターを担当。キャスターとして安定した人気を誇っていた。

 ところが、ジャニー氏の加害問題が『zero』で報じられた際に画面から姿を消したり、どこか他人事のようにコメントすることしかできないなど、キャスターとしての信頼を落としてしまい、複数メディアから“櫻井降板説”が噴出。

 日本テレビの石澤顕社長(67)は、10月23日の社長定例会見で“櫻井降板説”を「変更ということは現時点ではありません」と否定。しかし、来年春の改編以降はまだ見えない状況にあるとも言われている。

 さらに、『zero』については、2018年からメインキャスターを務めていた有働由美子(54)が、24年3月に卒業することが12月14日に発表された。有働は番組卒業を「1年半前から相談」していたといい、後任として藤井貴彦アナウンサー(52)が就任することも同時に発表されている。

「櫻井さんは旧ジャニーズから独立して、『zero』のキャスターを続ける、という報道もありましたよね。

 しかし、メインキャスターの有働さんが卒業するということは、番組の方針や雰囲気が大幅にリニューアルされる可能性が非常に高い。その流れで、やはり櫻井さんも降板するのではないか――と、あらためて考えられているんです。

 また、櫻井さんは今年1月クールに放送した主演ドラマ『大病院占拠』の続編『XXX占拠』(正式タイトルは後日発表)が24年1月クールに控えていますが、ドラマにおいても“ジャニーズ離れ”が進んでいるといいます」(前出のワイドショー関係者)

※画像は『XXX占拠』の公式ツイッター『@dbs_ntv』より

 24年1月クール、『XXX占拠』以外に日テレの“ジャニーズドラマ”はSnow Man渡辺翔太(31)主演の『先生さようなら』とKing&Prince永瀬廉(24)が出演する門脇麦(31)主演の『厨房のありす』の2作品が控えている。

 しかし、加害問題の会見の時点で企画・制作が進んでいた1月クールのドラマは放送されるものの、旧ジャニーズタレントの起用に難色を示すスポンサーが多数あることから、4月以降は一部の早撮り作品を除き、旧ジャニーズのドラマ出演は減少すると言われている。

「また、24年以降の日テレの旧ジャニーズ起用に関しては、『24時間テレビ』への対応もありますよね。同番組は2003年にTOKIOがメインパーソナリティーを務めてから、今年のなにわ男子まで、20年間ずっと旧ジャニーズタレントが同ポジションで起用されてきました。

 しかし、ジャニー氏の加害問題が明るみに出た以上、来年以降は起用されない、と考えられています。“今、チャリティー番組のメインが旧ジャニーズはさすがにキツい”と。

 さらに、ジャニー氏の件を抜きにしても数字が取れない、というシビアな背景もありますね」