■加害問題を抜きにしても『24時間テレビ』は大爆死

 8月26日と27日に放送され、なにわ男子がメインパーソナリティーを務めた『24時間テレビ46』の平均世帯視聴率は11.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は6.6%。世帯は全46回中で歴代35位タイ。個人は1997年以降27回中で歴代25位という“大爆死”で終わっている。

 なお、『24時間テレビ』は11月28日に日テレ系列の日本海テレビ(鳥取)の元幹部社員が2014年から2023年の10年間、『24時間テレビ』のチャリティー募金から計264万6020円を着服していたことが発覚。ジャニーズ問題以外の部分でも、番組の今後が危ぶまれている。

「旧ジャニーズへの“忖度”が消滅したことで、“辞めジャニ”の扱いも目に見えて変わった。9月の会見以降、20年10月末に独立した山下智久さん(38)が出演作の告知ゲストで複数の番組に出演したり、元SMAP香取慎吾さん(46)が11月16日放送の『ベストヒット歌謡祭2023』でKis-My-Ft2など旧ジャニーズと共演したり、加速度的に局は“もう忖度はない”とアピールしているようですよね。

 日テレは、旧ジャニーズタレントに対する特別扱いは止めて、今後は他事務所のタレントと同一に扱っていくのではないでしょうか。むしろ、ジャニー氏の加害問題はあまりにも大きなことで、リスク面を考えて、しばらくは敬遠される方向でしょうね……」(前出のワイドショー関係者)

 12月8日には旧ジャニーズタレントが今後、契約する新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の立ち上げが発表されるなど、少しずつ前に進んでいる旧ジャニーズ事務所。日テレの“ジャニーズ切り”を、止めることはできるのか――。