■和牛、コウテイ、ゾフィー、ANZEN漫才……23年はお笑いコンビ解散ラッシュ
芸人仲間も和牛の解散は寝耳に水だったようだ。パンサーの向井慧(37)がパーソナリティーを務めるラジオ番組『#むかいの喋り方』(CBCラジオ)の12月12日放送回では、ジャングルポケット・太田博久(40)、チョコレートプラネット・長田庄平(43)、サルゴリラ・児玉智洋(44)をゲストに迎えてトークを繰り広げていた。
その最中に和牛解散のニュースが飛び込んできて、向井は「ちょっとごめんね、生のラジオだからっていうのもあるんですが、和牛さんが来年3月末で解散。ビックリした」とコメント。長田は「NGK(なんばグランド花月)の看板ポジションをいけるコンビ」と語り、驚いていた。
「吉本芸人も知らなかった、実力派コンビの衝撃の解散劇。驚きの声、残念がる声が広がっていますよね……。
ただ、ここにきて芸人たちが口を揃えて言うのが、“もう少し売れていたら解散していなかっただろう”ということなんです。売れていたら、めちゃくちゃ稼げていたら多少仲が悪くても続くと。仕事のオファーがどんどん舞い込んできたらそれはそれで受けるでしょうし、“仕事があるからコンビを続けようか”となりますからね。
和牛は、昨年9月に『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の水曜レギュラーを降板してからは東京ではほとんど見ることがなくなってしまった。『天才てれびくん』(NHK Eテレ)に出演するなど、売れていないわけではないのですが“もう一歩”というポジションにあったと。
昨年5月にピスタチオも解散しましたが、彼らも仲が悪かった。ただ、売れていたら解散を思いとどまったはずです」(前出の制作会社関係者)
今年は人気コンビの解散ラッシュとなった。1月にはコウテイが、5月にはコマンダンテ、11月にはゾフィー、12月にはANZEN漫才が解散している。
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「そしてトリを飾るかのように12月に和牛も解散と……。
ただ、彼らだけではありません。逆に言うと、売れている、ということだけでつながっているコンビ、というのも少なくないんです。今の状況から少し陰りが出たら解散する、という危険性をはらんでいる。そのうちの1組は、結成25年以上のベテランで、ボケ担当の突き抜けたキャラクターでブレイクした誰もが知る中堅コンビAです」(前同)