広瀬すず(24)主演の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)が、見逃し配信「TVer」の再生回数がランキングの上位を維持しているものの、平均世帯視聴率は第3話が5.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回の8.0%から2.1ポイントダウン。その急落の原因は俳優陣ではなく、スタッフ側にあるようだ。

 同ドラマは、幼なじみの婚約者を追って上京するも、突然、別れを告げられてしまった浅葱空豆(広瀬すず)が、音楽家を目指す海野音(永瀬廉/23)と運命的に出会い、ひとつ屋根の下で暮らすことになるという、北川悦吏子氏によるオリジナル脚本のラブストーリー。

 1月31日放送の第3話は、祖母の帰ってこいという電話に、東京で結婚相手を見つけると言い放った空豆。勢いで下宿の家主・雪平響子(夏木マリ/70)の息子で起業家の爽介(川上洋平/40)にプロポーズする。一方、音は、電話番号のメモを渡された謎の女性(田辺桃子/23)に電話する。

 その結果、空豆と爽介、音と女性はそれぞれ水族館でデートすることに。空豆は再び訪れた結婚の可能性を喜んだが、音は女性が声を掛けてきた目的が、お金目当ての詐欺だと知って幻滅。そんな中、爽介にニューヨークから電話が。相手は別れられずにいる彼女らしく……という展開。

 空豆と音が偶然の出会いの繰り返し、空豆が音と同じ下宿に転がり込んでくるなど、本作は唐突な展開が批判されてきた。今回も田辺が演じる“謎の女性”こと菅野セイラが、いきなり「お金を貸してほしい」「母親がガン」と言い出し、焦って音を「なんならこのあとホテルへ」と誘うという展開。