■永瀬廉の俳優路線に赤信号か

　視聴者の頭の上に“はてなマーク”が浮かぶ訳の分からないシーンだったが、学生時代の交際相手とつらい別れを経験したという、音の女性観や恋愛への不信感を増幅させることが、脚本の狙いだったかもしれない。しかし、これではあまりに乱暴過ぎではないだろうか？

　視聴者のツイッター上の反響は、「廉くんは素敵だし、すずちゃんはスゴくがんばってるけど、空豆も音も行動が軽はずみで幼稚だから、キャラクターにもストーリーにも共感が難しい。キャストは良いからもったいない」など、演者については高評価されているが、脚本については批判の声も多い。

「脚本を担当している北川氏は、第９話が７回目の直しを要請されたとツイート。７回の直しは聞いたことがなく、事前打ち合わせがちゃんとできていなかったか、制作側が“おまかせ”にしたらとんでもないモノが上がってきたか？　大御所の北川氏だけに、後者の可能性が高いかもしれませんね」（テレビ関係者）

　自然な演技が評価されている永瀬は、昨年７月期放送の主演ドラマ『新・信長公記 ～クラスメイトは戦国武将～』（日本テレビ系）も、トンデモ脚本で爆死の煽りを受けた。Ｋｉｎｇ ＆ Ｐｒｉｎｃｅのメンバー脱退後、永瀬は俳優業がメインになりそうだが、本作がその障害にならなければいいが……。（ドラマドラマ／ヤマカワ）