■手越とベッキーは「端からいない」かのように……

「手越さんは、“コロナ禍での夜間外出が2度報じられて活動休止処分となってからのジャニーズ事務所退所”、ベッキーさんは“ゲスの極み乙女。川谷絵音(34)との不倫が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられる“と、それぞれ不祥事に近い要因で番組から降板をしていました。

 手越さんの場合は宮川大輔さん(50)やウッチャンナンチャン内村光良さん(58)らと3人で行った“男3人祭り”など、他キャストの掛け合い込みで面白い企画もあっただけにカットは残念ですよね」(前出のテレビ誌編集者)

 現在のレギュラー陣は、“降板組”に対しても、ベッキーの不倫報道間もない2016年2月放送回で、番組MCの内村が「ベッキー! 今ウチはこんな状態だ!」と、進行がグダグダになっているスタジオにちなんで名前を出したり、2022年4月3日放送回ではデヴィ夫人(83)がロケ中に手越の名前を出したりと突発的に触れることはある。

 しかし、VTRでは、過去の総集編でも徹底して両者の存在が伏せられ続けており、今回も同様だった。

「手越さんはジャニーズの辞め方が良くはなかったため、“番組サイドが忖度をしているのでは?”という疑念の声もあります。ベッキーさんに関しても、降板の理由が不祥事でしたからね……。

 実際のところは、“現在出演中のキャストだけVTRを出す”ということなのかもしれませんが、今回の場合は、“番組の歴史を振り返る”というニュアンスの総集編でした。それだけに、手越さんやベッキーさんが端からいなかったかのような扱いに、視聴者から怒りや残念の声がいつも以上に出てしまったのでしょうね」(前同)

『イッテQ』キャストの高齢化について、「スタジオに一人もイケメンも美女もいない」と、今回の総集編冒頭で出川哲朗(58)は話していた。

 現実的には今後、『イッテQ』に手越やベッキーが復帰するというのは、極めて困難、ほぼ不可能なことだろう。しかし、両者は犯罪を犯したわけではない。番組に大きに貢献した“功労者”として、過去のVTRが流れることはあったもいいと思われるのだが……。