■俳優系タレント独立でもキムタクがSTARTO社に留まるワケ

 芸能プロ関係者が話す。

ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、元V6岡田准一さん(43)、二宮和也さん(40)、生田斗真さん(39)に続き、風間さんも独立を発表。続々と俳優系のタレントが独立していますが、それは、彼らには新エージェント会社『STARTO ENTERTAINMENT』にいてもメリットがないからですよね。

 会社が変わったといってもスポンサー企業は“それでOK”とはなりません。今後も、旧ジャニーズタレントにはなかなかCMの仕事は入ってこないでしょう。そして、グループに所属していなければ音楽活動はありませんし、そこに強みがあるSTARTO社と契約する意味はありませんからね。二宮さんは個人として独立し、嵐としては残る、という新たな道を示したわけですが。

 旧ジャニーズへの逆風はいまだに厳しい。同社のタレントに嫌悪感を抱く視聴者は一定数おり、風間さんについても『ZIP!』の一部スタッフからは以前より“事務所を辞めてほしい”という声が上がっていたといいますからね。風間さんにもそういった声が聞こえており、今回の決断に至ったのかもしれません。

 加えて、風間さんのようにファンクラブが無料だと独立へのハードルも低いんです。ファンクラブをたたむ必要もないですし、収益面でもマイナスはありませんからね」

※画像は二宮和也の公式X(ツイッター)『@nino_honmono』より

 風間の場合、ファンクラブは「FAMILY CLUB」扱いで年会費は0円だ。一方で、STARTO社とエージェント契約を結んで再スタートを切るとみられている元SMAP木村拓哉(51)は個別のファンクラブが存在し、入会金は1000円、年会費は4000円。

「独立するとなっても、ファンクラブの調整が必要ですよね。お金が動いていることなので、慎重にしないと大きな問題になりますよね」(前同)

 そんな木村は、12月12日発売の『女性自身』(光文社)によると、木村は交流のあるテレビ局や映画プロデューサーに自ら電話をかけ、近況報告しつつ「俺、スケジュール空いてるけど」「何でもやれるよ」と話しているといい、さらに「いい作品のためなら主演には全然こだわらない」とも語ったという。

「俳優系のタレントの独立が相次ぐなか、今やソロタレントの木村さんはSTARTO社とエージェント契約を結んで残留する方向だといいますよね。旧知の制作マンに営業電話をかけたというのは、まだまだ逆風が吹くSTARTO社のタレントとしてやっていく、という決意の表われでしょうか……。

 そして、木村さんが“残留”するのは、SMAP解散騒動時の“トラウマ”も大きいと見られていますね」(前同)