■嵐の“穴埋め”はもうSnow Manしかできない!?

 前出の芸能プロ関係者が話す。

「とはいえ、もはやアニバーサリーイヤーまで時間は残されていません。現状、嵐のアニバーサリーイベントは何も決まっていないと言われていますね。しかし、そうだとしてもドームコンサートをするとなったら、今のうちに押さえておかなければなりません。そして、ドームライブを行なうとしたら、ジャニーズ事務所だったら“見切り発車”の段階で即キープすることができるんです。

 というのも、ジャニーズ事務所では、仮に本命の嵐がライブを行なえなくても、別のグループで穴埋めをすることが可能だからです。キャンセル料などを心配しなくていいんですよ。嵐のアニバーサリーイベントに向けて、すでにドームを押さえているのは間違いないでしょう」

 説明するまでもないが、ジャニーズ事務所には、嵐以外にも多数のグループがいる。もし嵐がドームコンサートを行なえずとも、他グループのドームコンサートが開催できれば問題はない――従来であれば、そうだった。

「ただ、ジャニーズ事務所は今、創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題や、相次ぐ主力タレントの退所で、急激に弱体化していますよね。嵐に次ぐ存在で、実際にドームツアーを成功させたKing&Princeも、永瀬廉さん(24)と高橋海人さん(24)の2人ユニットになってしまいました。新生キンプリは8月にアリーナツアーを控えていますが、ドームは未知数ですからね……」(前同)

 また、なにわ男子は若くて人気急上昇中ではあるものの、単独ドームツアーをした経験はまだない。

「そうなると、嵐の穴埋めができる売れっ子で単独ドームツアーを経験済みのグループは、Snow ManSixTONESの二択となります。ただ、SixTONESには不穏な話も持ち上がっていますよね。『週刊文春』(文藝春秋、7月13日売り)では、“次に退所、滝沢秀明氏(41)の立ち上げた『TOBE』移籍が噂されているグループ”としてSixTONESの名前が挙げられていました。

 こうした状況を考えると、今、安心してドームを任せられるジャニーズグループは、Snow Manしかいない、ということになるわけで……やはり、ジャニーズの弱体化を感じざるを得ませんよね。そしてそのSnow Manも、滝沢氏が誕生させたグループですよね……」(前同)

 実は意外と厳しそうなジャニーズグループとドームコンサート事情。嵐が25周年記念ドームツアーを行なうことができれば何も問題ないのだが、それはすべて“大野智次第”なのだろう――。

(2023年7月23日公開)