アメリカのバラク・オバマ元大統領が2022年12月24日、毎年恒例となっている“お気に入りの映画リスト”をSNSで発表。その内容が大いに話題になっている。
「今年も素晴らしい映画をたくさん観させてもらいました。私が特に気に入ったのはこの17本ですが、見落としている作品があれば教えてくださいね」というコメントと共に、17本を挙げたオバマ元大統領。
「無類の映画好きとして知られるオバマ氏は、年末になると、その一年で観た映画の中で、特に気に入っている作品をピックアップしてTwitterなどで発表しています。2022年のお気に入りには、世界中で大ヒットしたトム・クルーズ主演作『トップガン マーヴェリック』や、ノーベル賞受賞作家アニー・エルノーの短編小説『事件』を映画化した『あのこと』、そして、巨匠スティーブン・スピルバーグが自身の原体験を描いた渾身の一作『フェイブルマンズ』(日本公開/2023年3月3日)などが選ばれました」(エンタメ誌記者)
ハリウッド作品に限らず、世界中の作品をチェックしているオバマ氏。2022年のお気に入りの中には、日本の作品も1本選ばれている。
「リストの中には、濱口竜介さんが監督・脚本を担当した映画『偶然と想像』(英題:Wheel of Fortune and Fantasy)が挙げられていました。偶然と想像をテーマにした本作は、“魔法(よりもっと不確か)”、“扉は開けたままで”、“もう一度”という三つの物語から成るオムニバス映画で、第71回ベルリン国際映画祭では銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞するなど、世界的に高い評価を得ています」(前同)
実は、オバマ氏が濱口作品を取り上げるのは、これで2度目だという。