■株主総会で注文がついたのは選手のロン毛
「西武ホールディングスの株主総会(23年6月21日)でも、株主から高橋光成(26)と今井達也(25)のロン毛が汚い、球団から注意はできないかと質問が出たでしょう。その影響もあって、後藤オーナーも不祥事には神経質になっているんですよ」(前出の伊原元監督)
山川選手が抜けたチーム事情を伊原元監督はどう見るのか。
「監督の松井稼頭央(48)にとっては痛いですよ。23年シーズンはチーム防御率2.39とリーグ2位。投手陣は頑張ったけど、チーム打率が2割3分3厘でリーグ5位、その結果チーム成績は5位でしょう。原因は主軸不在ですよ。軸がないから、打線に厚みが出ないんです。それなのに、球団としてしっかり熱意を伝えないから、絶対的4番である山川にも出ていかれるんです」
ホームランを打った後に見せる”どすこい”ポーズが人気の山川選手。球団が”どーん”と構えていれば、喧嘩別れなんてことにはならなかったのかもしれない。
WBCで世界一に輝いた侍ジャパンの右の大砲は、勃発した女性スキャンダルによって10年間の埼玉西武ライオンズでの生活を終えた――。