働き方改革が推進され、会社員にとっては働きやすい職場環境になりつつある。一方で、職場での価値観は世代によってかなりの開きがある。昭和は“仕事第一”が当たり前の時代だったが、だんだんプライベートも大事にしつつも昭和の悪しき慣習を引きずっていた平成、令和になってもその名残を残す職場もあるかもしれない。そこで今回は20~30代の男女100人に「なくなってほしい職場での慣習」について聞いてみた。

 第3位(12.0%)は、忘年会、新年会、食事会、歓送迎会などの飲み会。

 忘年会や新年会など、職場の飲み会文化も世代によってかなり好き嫌いが分かれる。昔は上司や部下、同僚とのコミュニケーションを取る良い機会として、必ず出席が暗黙のルールだった。しかし、若い世代にはアルコールが苦手という人も多く、コロナ禍で大規模な宴会の禁止や在宅勤務が奨励されたのを経て、意識も変化。職場の人間関係を勤務時間外まで持ち込むのはNG、飲み会でのコミュニケーションはもともと不要なもの、という声も高まっている。

「お酒の場というのが苦手」(29歳/男性)

「仕事じゃないのに拘束され、飲みたくもない酒を飲まされる。会費は自腹だし、酔って絡んでくる先輩がいたりして苦痛でしかない」(35歳/男性/公務員)

「断りづらい雰囲気がとても苦手」(39歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「おじさんたちと話したくないから」(37歳/女性/主婦)

「大勢集まって食事や会話を楽しむ場が苦手なため」(39歳/女性/パート・アルバイト)

「お酒が飲めないとバカにされる」(39歳/男性)

「一人でいるほうが気楽だから」(31歳/女性/総務・人事・事務)