2月5日に、落語家の春風亭一之輔(45)が国民的演芸番組『笑点』(日本テレビ系)の新メンバーとなることが発表されてから1週間が経過した。
一之輔は、日本大学芸術学部卒業後の2001年に春風亭一朝に入門。2012年に21人抜きで真打昇進を果たし、その後は寄席のみならず、テレビやラジオなどでも大活躍。今では「最もチケットの取れない落語家の1人」とも称されるほどの人物だ。
「落語ファンの中には“まさか一之輔さんが”と驚いた人も少なくありません。一之輔さんも『笑点』は嫌いではないでしょうが、自分の芸を追求していくようなタイプですからね。そんな一之輔さんがメンバーに加わったわけですから、『笑点』にも新しい風が吹くのではないでしょうか」(ワイドショー関係者)
■『スッキリ』でも飛び出した「一之輔節」
『笑点』加入から一夜明けた2月6日、一之輔は『ZIP!』に生出演し、初回収録について「楽しかったですけどね」と振り返った。その後の『スッキリ』(ともに日本テレビ系)では、「『笑点』の向こう側に落語界がある。出てる人はみんな落語が面白い人たちばかり。大喜利をやっている人でイメージが止まっている場合がある。落語を好きな人も『笑点』を“面白いんだな”と見直してもらいたい」と意気込みを語った。
さらに「落語が好きな人は『笑点』が嫌いな人が多いんですよ。“落語やんねえじゃん”とか“大喜利じゃんそれ”って。一般的なイメージと落語好きのイメージは『笑点』は違うので。落語家が好きな人も“価値のある番組なんだな”とわかってもらえるだろうし、『笑点』ばかり好きな人も“落語を見てみようかな”という思いになってくれるのがベスト」と、やや毒舌交じりの“一之輔節”も飛び出した。
「テレビやラジオでは柔和なイメージの一之輔さんですが、怒るときには怒りますし、感情を露わにすることもある。それは人情に厚いからでもあるでしょうね。
実は、東出昌大さん(35)の不倫が報じられたときにも、一之輔さんが一喝したことがあったんです」(前同)