■第5位は教訓の唱和・朝礼・スピーチ、第6位は業務時間外の連絡

 第6位(9.0%)は、メールなど業務時間外の連絡。

 職場内の連絡もメール、SNSが当たり前になったが、手軽になった分、業務時間外でも連絡がくるようになり、それを苦痛に感じる人たちも多い。緊急性のあるものはある程度仕方がないが、通知がくるたびに対応せねばならず、ストレスも増えているという。コロナ禍でテレワークが定着した結果、公私の線引きが曖昧になったことで、業務時間外の仕事上のアクセスを拒否する“つながらない権利”の必要性を訴える声も高まっている。

「家に帰っても仕事の連絡を取らなければならない環境はリラックスできないし、すぐに返信できないこともあるのに後から不満を言われる」(33歳/女性/専門職)

「休日にLINEなどで連絡が来ると、返事が面倒に思う」(32歳/女性/研究・開発・技術者)

「有給などで休んでいるときはやめてほしい」(33歳/女性)

「一旦職場を離れたら気持ちを完全に切り替えたい」(35歳/男性/デザイン関係)

「深夜や休日にも頻繁に連絡が来るから」(29歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「給料が発生しないのに仕事のことを考えたくない」(36歳/女性/営業・販売)

 第5位(10.0%)は、教訓の唱和、朝礼、スピーチ。

 かつては職場の士気高揚のため、社訓や経営理念、接客用語など、声を張り上げて唱和したり、朝礼でのスピーチも盛んだった。タイムパフォーマンスを重視する最近では、毎朝朝礼で同じような話を聞く時間こそ無駄と感じる人も多い。

「ダラダラ話されるより、早く仕事をして終わらせたい」(31歳/女性/主婦)

「毎日1人ずつ目標を言い合うのが嫌」(38歳/女性/パート・アルバイト)

「その分の時間を仕事に回したい」(20歳/男性)

「時間が押して、作業の開始が遅れる」(38歳/女性)

「話すほうは緊張するし、話すネタがない」(37歳/女性/研究・開発・技術者)

「大きい声を出すことが好きじゃない」(28歳/女性)