■『ナイトスクープ』と『クレイジージャーニー』は継続できる?
一方で『ナイトスクープ』と『クレイジージャーニー』はVTRがメインの番組だ。
「松本さんの不在は著しいパワーダウンですが、両番組ともVTRがウリの番組。根強いファンに支えられていますし、なんとか続けることができるのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)
レギュラー番組だけではない。『人志松本のすべらない話』、『IPPONグランプリ』(ともにフジテレビ系)などの特番、『ドキュメンタル』(AmazonPrimeVideo)といった配信系の番組も高い人気を誇っている。
「『ドキュメンタル』は発案者が松本さんですし、彼なしでは絶対に成立しません。『すべらない話』と『IPPONグランプリ』も松本さん以外の芸人が中心に座っている絵は想像できないですよね。さらに大晦日の恒例特番となっていた『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)も松本さん不在で放送しても盛り上がるわけがありません」(前同)
✨今年も大晦日特番 大大大決定✨
— ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!【公式】 (@gakitsukatter) November 26, 2020
絶対に笑ってはいけない大貧民 GoToラスベガス24時❗️
15年目となる大晦日特番、今回はラスベガスで一攫千金を夢見る「大貧民」に扮したガキメンバーが、ホテルオーナーとの対面やショーやイベントを体験🎰
5人を予想もできない笑いのトラップが襲います😈#ガキ使 pic.twitter.com/uQnuCGMVVK
■裁判長期化なら『笑ってはいけない』グランドフィナーレもナシに…
コロナ禍もあり、2021年以降は放送されていないものの、ラスト1回を放送して『笑ってはいけない』はグランドフィナーレを迎えるという計画があるとされる。
「それが2023年の大晦日になる、とささやかれていた。しかし実現することはなかった。ダウンタウンやガキ使メンバーの体力面もありますし、日テレサイドとしては1~2年のうちに最後の『笑ってはいけない』を放送したいはず。ただ、それも裁判が長期化すれば難しくなってしまうでしょうね……。
コンビのレギュラーが3本、ピンのレギュラーが4本、代表的な特番が4本、松本さんが関わる番組は大きいところで11本だと考えられますが、裁判が長期化し松本さんが復帰できない事態になると――なんとか続けていけそうなのは『水曜日のダウンタウン』、『ナイトスクープ』、『クレイジージャーニー』の3本のみで、最悪の場合、その他の8本は終わってしまう可能性があるということですね……」(前同)
松本と文春の全面戦争はどのような決着をみせるのか。そして、日本のお笑い界、芸能界のトップ・ダウンタウンと松本の番組はどのような運命をたどることになるのだろうか――。