■『スマスマ』最終回まで募金を呼び掛け続けたSMAP

 震災後初の放送となった2011年3月21日の『SMAP×SMAP(スマスマ)』(フジテレビ系)は、「いま僕たちに何ができるだろう」というタイトルで生放送に変更。

 視聴者からFAXを募集し、いま、みんなができる支援のあり方をSMAPメンバーがフリートークで語り合う内容へと変更し、最後には募金を呼びかけていた。募金の呼びかけについては、2016年末に番組が最終回を迎えるまで、映像を使い回すことなくこまめに撮り直していた。

 SMAPは「あなたはどんなときでも1人じゃない。僕らがみんなついています」「互いに譲り合い、助け合いながら強く未来を信じて、今一つになるとき」と語りかけるACのCMに全員で出演したほか、金銭面では2011年3月、SMAPではなく個人として5人がプライベートで別々に日本赤十字社に義援金を総額4億円を寄付していたことが報じられている。

「中居さんは2011年4月に旧ジャニーズ事務所に内緒で福島県内の避難所を訪れ、炊き出しに参加したり、おもちゃやマッサージチェアなどを届けていました。当時の報道によると、避難所となっていた学校の教頭に“今日はプライベートですから、僕が来たということは黙っておいてください”とお願いしていたといいます」(前出のワイドショー関係者)

 中居は東日本大震災に限らず、2016年の熊本地震やコロナ禍でも精力的に社会貢献活動を続けており、2020年には「東京コロナ医療支援基金」と新しい地図と日本財団が共同で設立した「LOVE POCKET FUND(愛のポケット基金)」に1000万円ずつ、計2000万円寄付したとも報じられた。

※画像は「LOVE POCKET FUND」の公式X(ツイッター)『@lovepocketfund』より

 今回の能登半島地震発生を受け、

《SMAPは、自分の番組の最後で東日本大震災の義援金を募っていた。世間から震災の記憶が薄れつつある中でも、ずっとやっていた》
《こんなときこそSMAPがいたらなって思ってしまう。能登のみなさんを助けてほしい》

 などの声も上がっている。

 SMAP解散から7年――彼らの再集結は難しいのかもしれないが、その精神は後輩グループや後輩タレント、さらに退所したTOBEのメンバーにもしっかりと受け継がれているようだ。