家族団欒の時を過ごすはずの年末年始。そんな空気を一変させる出来事が起きたのは1月1日夕刻のこと。石川県能登地方を震源とする『令和6年能登半島地震』が北陸一帯を襲った。11日までに確認された死者は213人。石川県内の七尾市や輪島市、珠洲市を含む11市町では約5万8000戸で現在も断水が続いている。
「被災地では多くの被災者が大変な日々を送っていますが、2011年に起きた東日本大震災以来となる大地震の発生を受け、すぐに経済界を中心に支援の輪が広がりました。大手製パン企業である、山崎製パン、敷島製パン、フジパンの3社が協力して被災地に菓子パンなど計11万5000食を3日までに提供したんです。
セブンイレブンなどを運営する、セブン&アイ・ホールディングスも3日に2リットル天然水1200本を被災地へと届けました。その後も、5日にはカップヌードルを3万個。11日には、おしりふき3200パックや使い捨てタイプのほ乳びん960個などを順次、被災地へと運んでいます」(全国紙社会部記者)
10日には、GUやユニクロを展開するファーストリテイリングが、被災地である石川県へとダウンジャケットなどを提供すると発表している。こうした緊急時に被災地へと届けられる支援物資だが、これらの選別を各企業はどのように行なっているのか。