1月10日、アサヒビール株式会社は、缶のふたを全開にすることができるフルオープン缶を使用し、開栓するとレモンスライスが飲み口まで浮き上がってくる『未来のレモンサワー』を、首都圏・関信越エリアの1都9県にて6月11日から数量限定、希望小売価格298円で発売すると発表した。

 日々、若者の流行やトレンドの最前線を分析するトレンドアナリストの太田まき子氏も、

「アサヒが誇る看板商品でもある『スーパードライ』。1987年に発売が開始されたこちらのビールですが、2021年4月からは缶のふたを“全開”(フルオープン)にすることで、消費者がよりきめ細かいビールの泡を体験できる『スーパードライ 生ジョッキ缶』を開発しています。

 従来の缶ビールにはない、新しい体験と美味しさで、23年末までに5億本を超えるヒット商品となっています。アサヒが誇る開発技術と、20代の若者を中心に根強い支持を得るレモンサワーがコラボして『未来のレモンサワー』として売り出すわけですから、大ヒットにつながるか大注目ですね」

 と熱視線を送る。

※画像は「アサヒビール」の公式X(旧ツイッター)『@asahibeer_jp』より

 そんな『未来のレモンサワー』は、レモンの味わいや香りを“五感”で感じることができるという。本物のレモンスライスを入れたフルオープン缶を使用することで、消費者がふたを開けるやレモンスライスが飲み口まで浮き上がる様子を視覚で楽しめるのとともに、レモン由来の豊かな香りが鼻に広がる仕組みなのだそうだ。

 味は、2種類。1つはレモン由来の風味や適度な酸味と苦みを調整し、甘みのある「オリジナルレモンサワー」。もう1つは、サワーの液に糖・香料不使用でレモンの自然な美味しさを味わえる「プレーンレモンサワー」だ。

 首都圏・関信越地方の1都9県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、茨城県、群馬県、新潟県、長野県)にて展開され、予定数量を出荷次第販売は終了となるという。