吉高由里子(35)主演のNHK大河ドラマ光る君へ』の第3回「謎の男」が1月21日に放送される。

 1月14日放送の第2回「めぐりあい」は、平均世帯視聴率が12.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回の12.7%からダウン。吉高が初登場したにもかかわらず、不安な立ち上がりになった。

 第2回の内容は以下。母・ちやは(国仲涼子/44)の死から6年、まひろ(後の紫式部、吉高)は15歳となり、成人の儀式を迎えたが、母を刺殺した「ミチカネ」のことが忘れられない。また、その死因を隠した父・藤原為時(岸谷五朗/59)との関係は冷めきっており、和歌を代筆することを生きがいに感じている。

 一方、藤原道長(柄本佑/37)は官職を得て宮仕え。姉・詮子(吉田羊)は円融天皇(坂東巳之助/34)との間に皇子をもうけ、道長の一家は権力を拡大していた。道長の父・兼家(段田安則/66)はその権力をさらに強固なものにしようと、次兄・道兼(玉置玲央/38)を動かし、天皇が退位するよう陰謀を企てる。

 ある日、まひろは、恋に悩む男性の依頼で代筆した和歌が、女性から突き返されてショックを受ける。その帰り道、石ころを蹴ると、草履が脱げて飛んでしまい、男性の頭に当たる。まひろが謝ると、その男性の足には見覚えのある傷が。その男性は道長となった三郎で、6年前のあの日、なぜ来なかったのかとまひろに問いかけ……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《この大河は、作劇が強い。平安キラキラ絵巻への期待は、まひろ&道長の少女漫画パート等で満たしつつ、ダーク政治劇欲求にも手厚く応えてくれる。古典ファンへの置き手紙のような引用句や、源氏物語オマージュがうれしい。キャラ立ての鮮やかさも見事》など、大石静氏の脚本への称賛の声が。

 また、《紫式部と道長が幼いころ、運命的に出逢っていたという設定は、まさしく韓国時代劇路線ですね。史実を基にした創作。考証含め、いろいろと真実ではないかもしれないけど、ドラマだから》など、史実に創作を織り交ぜた設定やエピソードが、韓流歴史ドラマのようだと指摘する声も。