若い頃は「うるさい」「うっとうしい」と感じていたが、自分たちが親世代になるとしみじみと身に染みるのが、かつての「親からの言葉」。今になれば、人生の先輩ともいえる親が、自身の経験から子どもの将来の幸せを考えて言っていたと理解することができる。そんな言葉や考えは今の若者も参考になるはず! そこで今回は40~50代の男女100人に「今になって身に染みる親の言葉」について聞いてみた。
第3位(18.0%)は、お金の使い方について。
大人になると自分だけでなく家族のためにもお金は重要。ローンや浪費など、お金の使い方によって生活苦にもなる。若い頃の苦労は“買ってでもしろ”といわれるが、年齢を重ねると、お金の問題は大きなストレスとなる。またお金によって、家族や友人が離れていってしまうということもありえる。
「金の切れ目が縁の切れ目。幼馴染に懇願されてお金を貸すも、ずるずると返済期限を延長された。やっと返済してくれたが、彼女のルーズさに嫌気がさして一切の連絡を絶った」(59歳/女性/主婦)
「欲しい物はお金を貯めてから買え。ローンやリボ払いは損をするし、貯めてから買うことで、本当に必要なのかと考えることもできる」(51歳/女性/主婦)
「借金はするな。今借金で苦労しているから、しみじみと感じる」(47歳/男性)
「保証人には絶対になるな。小さい頃は意味がよく分からなかったが、大人になってとても怖いことだと理解した」(56歳/男性)
「お金を貸すときは返ってこないと思え。お金を貸す側はよく覚えているが、借りた側は忘れやすいし、平気で人を騙して返さない人もいるから」(43歳/女性/主婦)
「貯金をしろ。いい歳になって、いざというときにすごく困ったことがあった」(46歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「例え1000円でも借金だけはするな。わずかでも借りるとクセになるから」(45歳/男性)