■目玉商品は新食感の韓流新スイーツ

「京都・錦市場の『cafeBAW』が、他の2Dカフェと一線を画している点があるとすれば、“クロッフル”をメニューのメインに据えているところですね」

 と前出の太田氏は話す。

韓国で大人気のクロッフル

 クロッフルとはクロワッサンのようなパリッとした表面に反して、中はもっちりとした食感で食べ応えがある韓国初の新感覚スイーツだ。

「コロナ禍で“おうち料理”が流行ったのをきっかけに、韓国でもワッフルメーカーが簡単で可愛い料理が作れるとして大流行。アレンジレシピとして登場したクロワッサンの生地をワッフルメーカーで焼いた、クロッフルが“映える”としてヒットしました」(前同)

 そんなクロッフルを売りにする京都の2Dカフェ『cafeBAW』の常連客の一人が語る。

「韓国発の2Dカフェを売りにしている『cafeBAW』ですが、店内にはカッパの絵など所々に、和テイストも感じます。それでありながら店員さんは男性が執事服で女性はメイド服姿。和洋折衷のバランスが錦市場という観光地に受け入れられているのではないでしょうか。20代〜70代まで、幅広い層の女性客が毎日押し寄せていますよ」

 気になる、クロッフルのお味はというと、

「ナイフで切るとサクサク音がするほど表面はパリッと仕上がっています。一方、中はもっちり。紅茶やコーヒーがついた焼きたてクロッフルセットが1300円(税込)ですが、十分満足できる内容です」(前同)

 地方にも広がり始めた韓流ブーム。K―POPや食に続いて日本市場を席巻することになる、新たな韓国発のヒットコンテンツは生まれるか。