■永瀬の劇中の「一品作ってもいいですか?」発言が大バズリした理由

 制作会社関係者は話す。

「永瀬さんの場合、2022年7月クールの主演の連続ドラマ『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ・日本テレビ系)が大爆死。広瀬すずさん(25)が主演、永瀬さんが相手役の23年1月クールの『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)も、若手スター2人が揃ったのに数字は微妙で、“数字を持っていない役者”のイメージが定着しつつありました。

 しかし、『厨房のありす』の第1話は、テレビ界で今、最重要視している13歳から49歳までのコア視聴率が3.6%と好調で、開始が午後10時30分という時間帯を考えると非常に高い数字だと考えられます。

 若い層が見てくれているのは明白で、自閉症のありすを優しく受け入れている商店街の人々など、全体的にハートフルな“優しい世界”が好評。それに加えて、意外なところでは永瀬さん演じる倖生の劇中でとった“危うい行動”が、好発進につながったのではないかと考えられていますね」

※画像は『新・信長公記』の公式X『@shincho_drama』より)

 八重森家に住み込むことになった倖生(永瀬)が、ありす(門脇)と父・心護(大森南朋/51)のために「一品作ってもいいですか?」と肉料理(おそらく手ごねハンバーグ)を作ろうとする。

 ところが、倖生が目を離して心護と長話している間に鍋の油が発火するボヤ騒ぎを起こしてしまい、ありすが過去のトラウマを思い出しパニックを起こしてしまう――というワンシーンが描かれた。本来はシリアスな場面なのだが……これにキンプリファンが大盛り上がりとなったのだ。

 というのも、永瀬は現実でも、『King&Princeる。』(日本テレビ系)で「最優秀料理オンチ賞」を獲得したのを筆頭に、料理ができないことで知られているから。