■ついに渡辺のキャラが確立で『それスノ』の魅力がさらにアップ

 しかし、今回は美容に加えて、“ビビリクレーマーのキャラ”をアピールすることに成功。最強の美を求めて、沖縄で“不老不死の食材”を探すロケ企画だったのだが、1粒で100年長生きするという、伝説の木の実・クーガを求め、本島唯一のジャングル地帯に入っていくと、渡辺は「人が行くとこじゃない」などとビビリ、不満ばかり漏らしていた。

 さらに、シワ取りや皮膚老化防止に効果があるという、最恐美容生物・ノコギリガザミを探しに、夜のマングローブの森に入っていくと、ぬかるみに足がハマってしまって、「抜けない、もう帰りたい……」と泣き言。捕獲に失敗すると、「なんのロケしてるのか分からない、こっちはドラマ(の撮影)なの明日!」と、スタッフにクレームを入れるヘタレっぷりを披露。泥にまみれながら、見事にキャラを立たせていた。

 昨年10月に放送された同企画の、“じゅんさい”探しの秋田ロケより過酷さが増していたのも、渡辺のキャラアピールには好都合で、ゴールデン枠のバラエティとして十分な内容になっていた。渡辺が個性を発揮できたことで、メンバーキャラの最後のピースがハマッた感がある『それスノ』。今後は、より魅力的なバラエティになるはずだ。(芸能ライター/坂上五郎)