櫻井翔(41)主演のドラマ『新空港占拠』(日本テレビ系、土曜夜10時)の第3話が1月27日に放送される。1月20日の第2話は平均世帯視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回の好調を維持。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も97.6万(1月27日17時現在)とトップを走り、冬ドラマで抜きん出た人気となっている。

 その一方で、X(ツイッター)上では、《なんか…、『大病院占拠』とほぼ同じ設定。しかも警察さらにポンコツなってる。前回と同じような描写多すぎる…》とマンネリを指摘する声や、武蔵に仕掛けられるトラップなどが、映画『SAW』のパクリではと疑う声も。文句なしの傑作、というわけではないのだが、それでも本作には、視聴者を引きつける仕掛けが多く見られるのだ。

 第2話の内容は以下。蛇のお面をかぶった武装集団のメンバーの正体は、1年前の病院占拠事件を武蔵三郎(櫻井)らと共に解決した、情報分析官・駿河紗季(宮本茉由/28)だった。混乱する武蔵に駿河は、再び武装集団との交渉人になるよう命じ、断れば人質全員の命はないと告げた。

 命令を受け入れた武蔵が緊急捜査本部に戻ると、武装集団は「獣ちゃんねる」の配信を開始する。獣たちの目的は“人質たちの罪”を暴くことで、最初のターゲットは空港の建設を取り仕切った、白河組の会長・白河巌。その頃、武蔵の妻・裕子(比嘉愛未/37)は、謎の男(ジェシー/27)に脅され、車を走らせていた……という展開。

 今回の放送には、《人質の罪暴きという、武蔵の謎解きタイムアタックと、前作とやってる事変わらないけど、水責めといったターゲットに対する罰が増えたり、敵側にも駿河というネット担当がいるからハッキング対決が起きたりで、所々で差別化を図ってるのが良いね》など、同じ設定でも楽しめるように作られていると評価する声もある。マンネリ気味ではあるが、ちゃんと考えて作られているのだ。