子どもからお母さんまで、胸を熱くする戦隊ヒーローに、とんでもない事件が持ち上がっている。

 4月26日より、2本立てVシネマ『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』(10月9日発売)が複数の映画館で期間限定上映される。現在放送中のスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系)と過去シリーズのコラボ作品だが、特にファンをざわつかせているのが、後者の『キョウリュウジャー』(2013)だ。

 昨年から10周年イヤーで賑わっている正式名称『獣電戦隊キョウリュウジャー』は、十大獣電竜(※恐竜のような生命体)に打ち勝った「強き竜の者」たちで結成された戦隊。主人公の“桐生ダイゴ/キョウリュウレッド”を演じていたのは、昨年、社会現象を巻き起こした堺雅人(50)主演の連続ドラマ『VIVANT』(TBS系)にも出演していた竜星涼(30)だ。

 10年の間にすっかり人気俳優になった竜星は、ファンの間でも“もう売れっ子すぎて戦隊には出られないだろうな”という声が多かったが、昨年10月放送の『キングオージャー』の32話と33話に、声のみサプライズ出演。わずかな出番だったが、ファンを喜ばせた。

 そして、今回発表された『キングオージャーVSキョウリュウジャー』の予告テロップには「オリジナルキャスト集結!」と銘打たれ、今度は竜星の名前がしっかりとクレジットされていたのだ――。

※画像は『王様戦隊キングオージャー』の公式X(ツイッター)『@King47_toei』より

《よく竜星涼のスケジュール抑えられたな…》
《竜星涼くんの名前載ってたけどマジで出るの!?!?テレビシリーズの時と違って実際に出てくるの!?あの東映(※)が超売れっ子のスケジュール確保したの!?凄くないか!?!え!?!?》
《キョウリュウジャーはオリジナルキャストで。竜星涼のスケジュールよく確保できたな……!》

(※『東映』は役者へのオファーが遅いと昔から言われ続けている)

 そんな驚きと喜びの声が多く寄せられているのだ。

 また、“売れっ子の竜星を『戦隊』の10周年記念作に呼べた”という事実は、今年10月に放送10周年を迎える『仮面ライダードライブ』(2014)のファンにも、希望を与えている。

『ドライブ』は仮面“ライダー”なのに車で戦う異色の戦士。キャッチコピーの「この男、刑事で仮面ライダー!」にたがわず刑事ドラマでもある。

 主人公で警察官の“泊進ノ介/仮面ライダードライブ”を演じていたのは、やはり売れっ子になった竹内涼真(30)。他の主要キャストも、内田理央(32)や稲葉友(31)など、気づけば、テレビで顔を見る人気俳優ばかりだ。