NHKドラマ『大奥』が、歴史を変えつつあるようだ。
男女が逆転したパラレルワールドでの大奥を舞台にした同ドラマ。2月7日に放送された第5話からは、仲里依紗(33)演じる徳川幕府5代将軍の徳川綱吉が登場し、新章に突入。
綱吉の相手役となる右衛門佐(えもんのすけ)役に山本耕史(46)、側用人・柳沢吉保役に倉科カナ(35)という濃すぎるメンツも話題になっている。
『大奥』は少女漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載された、漫画家・よしながふみの作品で、2004年〜2021年までの17年間に渡る長期連載。全19巻の発行部数は累計600万部で、2009年の手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した名作。
「第5話で3代将軍の家光・有功編が完結。家光役の堀田真由さん(24)が、福士蒼汰さん(29)演じる有功の腕の中で亡くなるといった形で幕が閉じました。
今シリーズでは、冨永愛さん(40)演じる8代将軍・吉宗が、大奥の歴史書を読み進めることで歴史を遡るというストーリーテラーのような役割を担っています。第5話では、原作にはある4代将軍・家綱の章を吉宗が読み飛ばすという形で、違和感なく5代将軍の綱吉につながりましたね」(芸能誌記者)
時代劇初挑戦という仲が演じる綱吉は、美貌と教養を兼ね備えながらも、一人娘・松姫を亡くしてからは、子作りに専念することを余儀なくされるというキャラクター。仲の華やかで色気たっぷりな新たな将軍の登場に、SNSでは大盛り上がりとなった。
《「大奥」マジ面白い。家光編のピリピリした雰囲気とはうってかわってドロドロ。濃ゆい昼ドラかと思った。でも仲里依紗のどエロさ。曲者、山本耕史の言葉に「孟子」「論語」と即座に返す知性。いいねぇ…》
《綱吉公(仲里依紗さん)と柳沢吉保(倉科カナさん)の色気がハンパない(褒めてる)し、桂昌院こと玉栄(竜雷太さん)はすっかりエロ坊主になってるし、左衛門佐(山本耕史さん)はもう胡散臭さ満載だし、とにかく情報てんこ盛りの第5回でした》
《綱吉は頭の回転も良く勉学も励んできたキャリアウーマンがキャリアを捨て「家庭に入って子供を産む」事だけを求められる現代にも通じるツラさがあるんだよ…》
《やはり仲里依紗さん×山本耕史さんぐらいの芝居慣れた人が出てくるとぐっと厚みが増す感。まるっと四代家綱の話を飛ばした判断は嫌いではない》
《クッソ強い仲里依紗にクッソ強い倉科カナを側につかわせて、クッソ強い山本耕史を対峙させるNHKのドラマ、大奥セット、キャスト、衣装、小道具……これが全部このクオリティで揃えられるのNHKだけなんですよ……》
と、これでもかというほど濃いメンツと内容に大きな反響があった。