小芝風花(26)主演のドラマ『大奥』(フジテレビ系/木曜よる10時)の第3話が、2月1日に放送される。
1月25日放送の第2話は、平均世帯視聴率が4.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、初回の6.7%から2.0ポイント減の急落。しかし、まだ数字を取り返す可能性はありそうだ。
視聴率を大きく落とした原因は、“いびり”シーンだったようだ。第2話の内容は、ある日、御台所である倫子(小芝)の付き人であるお品(西野七瀬/29)は、お知保(森川葵/28)から松島の局(栗山千明/39)に届けてほしいと言われ、箱を預かる。受け取った松島が中を確認すると、箱に入っていた焼き物が割れていた。お品は自分の過ちではないと訴えるが、聞き入れてもらえない。
焼き物を金に替え、女中たちに新しい懐紙入れを支給するつもりだったと言う松島は、経費を工面するため、お品に暇を取らせるしかないと主張。焼き物が割れていたのは、それが狙いだと察した倫子は、懐紙入れを自分たちが作ると返すが、松島は「明日の朝までに上級女中300人分の懐紙入れをお作りください」と告げ……という展開だった。
この回では物語の本筋である徳川家治(亀梨和也/37)と倫子の関係はあまり進展せず、懐紙作りの妨害などの“いびり”シーンが目立っていた。それもあってか、視聴者のX(ツイッター)上の反響も、《あんな集団イビリは…役者さんたちに不満ないけど…》《女同士のネチネチした嫌がらせがメインでつらい》などと、脚本や演出への不満の声が。
大奥の面々の“いびり”に将軍の正室である御台所が耐えるのは、歴代のフジテレビ系『大奥』の売りだった。それが批判されていては、この先が心配だが、十分に明るい材料もあるという。
「今作のもうひとつの見どころは、徳川家治(亀梨)、松平定信(宮舘涼太/30)、田沼意次(安田顕/50)らの政争です。史実に忠実なら田沼と定信の争いになるのですが、今作では3者がそれぞれの思惑がありそうで楽しみ。まだ出番の少ない定信ですが、今後のキーマンになりそうで、宮舘に対する期待の声は多いです」(ドラマライター/ヤマカワ)