単なるラブコメではなかった――。

 1月30日、二階堂ふみ(29)が主演、チェ・ジョンヒョプ(30)が相手役の連続ドラマ『Eye Love You』(TBS系)の第2話が放送された。

『Eye Love You』は、チョコレートショップの社長で心の声が聞こえる能力“テレパス”を持つ本宮侑里(二階堂)が、年下で韓国人留学生ユン・テオ(ジョンヒョプ)と恋をするファンタジック・ラブストーリー。

 第2話はテオのインターン先が侑里の会社だったことで、侑里が周囲にテオとの知り合いであることがバレたらどうしようと空回り――という、明るく楽しく、胸キュンなラブコメが描かれた。

 一方で、テオの親代わりでもある大学院の研究室の教授・飯山利一(杉本哲太/58)が見せた超不穏な展開に、視聴者がざわついているのだ。

※画像は『Eye Love You』の公式X(ツイッター)『@eyeloveyou_tbs』より

「12年前の冬、侑里はラッコを助けようとして遊覧船から飛び降り、溺れてしまった。父親の誠(立川志らく/60)は侑里を助けた後遺症で口がきけず、身動きも取れない重病人になってしまいましたが、そのタイミングで侑里はテレパスに目覚めました。

 そのため、入院中の誠がしゃべれなくても、侑里は普通に意思の疎通ができているのですが、それを飯山が覗いていたんです」(テレビ誌編集者)

 父の誠と侑里が“談笑”している場面は明るいBGMが流れていた。しかし、病室を覗く飯山の姿が映るとBGMが不穏なものに変わり、飯山の意味深な表情、そして目がアップで映ったのだ。

 さらに飯山が深刻な面持ちで廊下を歩く途中に、飯山も12年前の船に乗り合わせていたことが回想シーンで発覚。ラブコメが一転、ミステリードラマのような空気になった。

「本作はテオが侑里に“アイスを買いにいこう(※韓国では『二人きりになりたい』を意味する)”と誘ったり、日差しを手で遮って侑里をエスコートするなど、韓流ドラマを彷彿とさせる演出が多い。急にシリアスで不穏な展開が差し込まれるのも、韓流ドラマでよくある王道の演出です」(前同)