■反論の連携が取れておらず……

 渡邊は1月31日にX(旧ツイッター)を更新し、長文を掲載。《自分が売れてる人に取り入るため、あるいは仕事が欲しい、そんなつもりで女友達をモノのように献上する(これは記事で言われている言い回しです)、そんな事は僕は絶対にしないです。そんなダサい事はしないです。面白ろさで売れたいからです》などと綴った。

 同席していたたむらも飲み会について言及している。

 1月31日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスの日系人向け老舗ラジオ「Team J Station」(TJS)の『たむけんがLAにいるよ~!』に出演したたむらは「ここでしゃべるのに松本さんにご連絡したら認めてくださって、好きにしゃべっていいよって言っていただきました」とコメント。

 さらに「松本さんが裁判で戦うところっていうのは“こんな会があった、その会の中でタイプを聞かれたとか”、そんなところではなくて、“強制的な性的行為があったのか、していないのか”で戦っていくと思う。なのにこういった報道で違う方向に誘導しているのは僕は違うと思う」と持論を展開した。

 週刊誌に対しては「松本さんが強制的にしたっていう証拠の記事とか取材を頑張っていただけないかなと。それは裁判でやるとは思いますけど」とし「こんな犯罪でもなんでもない飲み会の報道をいつまで続けるのか、必要なのか僕は疑問やと思っています」と語った。

※画像はたむらけんじの公式X(ツイッター)『@tamukenchaaaaa』より

「たむらさんも松本さんの力になりたいとラジオで飲み会の話をしたのでしょうが、たむらさんと渡邊さんの連携も取れている感じではありません。

 たむらさんのラジオコメント、渡邊さんのX、そしてYouTube動画での反論、さらには文春や『FRIDAY』のライバルにあたるメディアの取材に応じるなど、すべてがつながった、連携ができた反論だと、その効果は絶大で、松本さんを含めた当事者の立場回復にもつながったのでは、と言われています。

 そして、今回の渡邊さんのYouTubeでの反論は、そもそも1月25日に配信された『FRIDAYデジタル』の記事が出てからかなり時間が経ってしまっているんですよね。

 後手後手というか、戦略がなかったというか……せっかく渡邊さんは切実な想いで、リスクも背負いながら反論を行なったのに、最大の効果を得ることができなかった、世間のムードを一変させることはできなかったと。そのことに、関係者からも“残念”という声が出ていますね。

 巨額の賠償額で訴えられている文春は、今後も松本さんサイドにとって厳しい記事を出し続けてくるのは間違いない。絶好の反撃の機会を逸したと言えるのかもしれません……」(前出の芸能プロ関係者)

 最初の報道からもう優に1か月が経ったこの問題。今後、裁判に突入していくわけで、果たして、その終わりは――。