フジテレビは2月9日より『人志松本の酒のツマミになる話』の番組名を変更し、『酒のツマミになる話』として放送することを明らかにした。活動休止に入ったダウンタウン松本人志(60)に代わって“真ん中の席”に座るのは、以前より同番組に準レギュラー的に出演し、盛り上げてきた千鳥大悟(43)。

 9日の番組には相方のノブ(44)とともに出演。ゲストに井上咲楽(24)、THERAMPAGE・陣(29)、声優の浪川大輔(47)、M-1王者のお笑いコンビ・令和ロマンを迎えてトークを繰り広げる。

※画像は『酒のツマミになる話』の公式X(ツイッター)『@cxSAKEnoTSUMAMI』より

 松本を巡っては、2015年に都内の高級ホテルのスイートルームで行なわれた飲み会で、大人の関係を強要されたと複数の女性が告発していると、2023年12月27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)が報道。

 松本は記事の内容を完全否定。同誌を発行する文藝春秋との裁判に注力するため、1月8日に芸能活動を休止。中居正広(51)との冠番組『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に改題し、代打MCに二宮和也(40)を迎えるなど、各局は対応に追われている。

「加害問題があったかどうか以前に、スキャンダルの舞台となったのがホテルでの飲み会ですからね。番組『酒のツマミになる話』はモロに影響を受ける。スポンサー対応のためにタイトルから松本さんを外し、大悟さんメインの番組へとリニューアルを図ることになった、ということですね」(民放キー局関係者)

 これまで『酒のツマミになる話』には多くのスポンサーがついていたものの、1月12日の放送では提供欄に企業名が1つも表示されなかった。アサヒビール、サントリー、アコムはこの日までにスポンサーとしての社名表示を取り止めていたことを明らかにしている。

「アサヒやサントリーといった酒造メーカーが早々に動いたのも仕方がないでしょう。ただ、フジテレビは視聴率の低迷ぶりが深刻で、本業のテレビ事業が大苦戦している。毎年、番組制作費が大幅削減されるような金欠のフジにとって、スポンサーが引くというのは絶対にあってはならないこと。松本さんが早い段階で復帰する可能性もゼロではないでしょうが、“それも待てない”となって早々にリニューアルを進めたのでしょう」(前同)