■志村けんさんとの関係&後輩芸人への思いやりも

 そんな絶好調の千鳥。そして大悟は、2016年12月と17年4月の2度にわたって女性との“密会”が報じられたが、好感度は落ちるどころか当時からさらに上がっている。

「湿っぽい感じではなく基本的に楽しく明るいお酒を飲むから、イメージがいいんでしょうね。生前の志村けんさん(享年70)は昔の芸人のような荒っぽさと飾らなさがある大悟さんを気に入り、毎日のように東京・麻布十番の街で一緒に飲み歩いていましたよね。ベロベロのまま収録現場に行くことも珍しくなかったそうですが、大物にも気に入られていますよね」(前出の民放キー局関係者)

 志村さんは「俺が死んだらお前がバカ殿をやったらいい」とまで話していた、とも報じられている。

※画像はノブの公式インスタグラム『@noboomanzaishi』より

 破天荒なイメージの大悟だが、後輩思いの一面も持っている。2019年10月の『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に出演した南海キャンディーズ山里亮太(46)は「最も慕っている先輩」の第1位に大悟の名前を挙げていた。

 ブレイク前はカネのなかった大悟だが、後輩たちが賞レースで優勝したり、オーディションに受かったりすると、「たまたまカネが入った」と言って“回らない寿司”を奢っていたという。ところがそのカネのほとんどは借金だったといい、そこまでしてくれた大悟に対して後輩芸人たちは、コンテストなどで賞金を獲得し、大悟に奢ることを目標に頑張っていたと振り返っていた。

 山里は大悟について「この世界が無理だと思ったときに助けてくれた」「一生頭が上がらない」とまで語っていた。

「松本さん以上に、お酒を飲む番組にはドンピシャな人選ですよね。大悟さん自身がお酒好きで酒の場が好き、昭和の芸人のような破天荒さと後輩思いの一面もある。リスタートする『酒のツマミになる話』では、後輩たちから新たな大悟さんの酒にまつわるエピソードも飛び出すのではないでしょうか。

 大悟さんと言えば、ヤギと街ブラロケをする『ヤギと大悟』(テレビ東京系)に出演していることで子どもからの好感度も爆上がり中なんです。松本さんがいなくなって窮地のフジテレビは今、千鳥、そして大悟さんと心中する覚悟なのではないでしょうか」(前同)

 大悟は『酒のツマミになる話』を自分色に染めることができるだろうか。