永野芽郁(24)主演の月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)の第6話「声の手ざわり」が、2月12日夜9時から放送される。本作の切なさに振り切った内容に「泣ける」との声が多く、主人公が五感をなくすラストに向けて盛り上がっているが、予想外の奇跡が起きそうだ。

 というのも、ドラマの前半は失われていく感覚、思いを寄せる太陽(山田裕貴/33)との別れなど、不幸のどん底展開が続いていたが、2月5日放送の第5話「すべて魔法のせいにして」で、少し希望が見えてきたのだ。

 第5話の内容は、祖母・雪乃(余貴美子/67)ががんだと知った雨(永野)は、“案内人”千秋松本若菜/39)に、太陽のように雪乃も奇跡で助けてほしいと頼む。しかし千秋は、奇跡は誰にでも起きるわけではなく、自分たちにも与える権限はないと返す。そこに、もう一人の“案内人”日下(斎藤工/42)があらわれ、次に雨が失うのは「触感」で3週間後だと告げる。

 一方、太陽は雨に渡し損ねた指輪について「指輪の精になれたら」と思っていたと妹・春陽(出口夏希/22)に明かし、その後、指輪を草むらに投げ捨てた。後日、春陽は指輪を探し出し雨に渡すと、『アラビアンナイト』の指輪の精のように、雨が指輪をこすったら、自分が雨を元気づけたかった、幸せにしたかったと太陽が語っていたと伝え……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《こんなに毎話感情移入できて、自然に涙が出てくるのスゴいよ》などと感動の声がある一方、ドラマの中盤に入ったこともあり、《雨ちゃんを究極にまで追い詰めていくようだけど、そこにわずかでも希望の光が差し込むのか……そろそろ物語も折り返し、お願いしますよ》など、最後の救いを求める声も出始めた。

 はたして、雨は救われるのか?