■テレ朝は旧ジャニーズまみれ

 弊サイトがフジテレビに錦戸のドラマ出演の件を問い合わせたところ、「制作の詳細についてはお答えしておりません」との回答だった。

 そのようにフジテレビでは、発表済みの山下だけでなく錦戸の起用も言われている一方で、現役旧ジャニーズタレントをかなり積極的に起用している局もあって――。

ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響で、多くの局で4月クールの連続ドラマは旧ジャニーズのタレントのキャスティングが減っているといいます。フジテレビも山下さんや錦戸さん“辞めジャニ”の起用に積極的な一方で、明確に手を引いている感じがしますよね。

 一方で、民放でも特に旧ジャニーズと親密なテレビ朝日は別。4月クールも、積極的に旧ジャニーズ俳優を起用しています」

 まず、石原さとみ(37)主演の『Destiny』(火曜夜9時)にはKAT-TUN亀梨和也(37)の出演が発表されている。検事の石原と、元学友の亀梨が因縁のある過去の事件を追っていく――という作品だ。

「石原さんが2022年4月に第1子出産を報告してから、初の連ドラという点で注目されています。育児に忙しい石原さんへの配慮で、撮影は昨年の夏に終わっているといいますね。放送前に、少々話題になることがありましたが……」

※画像は『Destiny』の公式X『@Destiny_tvasahi』より

 本作には田中みな実(37)が出演しているが、1月1日の『スポーツニッポン』に亀梨との熱愛がスクープされ、双方とも交際を否定していないのだ。

「その影響で、田中さんはテレ朝から『Destiny』の“番宣NG”が要請されたと報じられました。主演と相手役ならまだしも、田中さんは3番手以降のキャスティング。うかつに露出を増やして、主演の石原さんが話題にならなくなってしまうのを避けたい、ということのようです」

 亀梨以外も、テレビ朝日では木村拓哉(51)が木曜夜9時枠、King&Prince永瀬廉(25)が、『オシドラサタデー』枠(土曜夜11時)に主演ドラマが控えていると報じられている。井ノ原快彦(47)が主演の人気シリーズ『特捜9』も、水曜夜9時枠でシーズン7が放送予定だ。

「井ノ原さんは新会社STARTO ENTERTAINMENTの取締役COO(最高執行責任者)と、ジュニア(旧ジャニーズJr.)を育成するAnnex(旧ジャニーズアイランド)の社長を兼任しつつ、現在もタレント業も行なっている。

出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)のMCも継続しているし、一連の事務所問題で揺れるジュニアのケアなどもしなければいけないし……そこにさらに主演の連ドラとなると、とにかくハードワークですよね」

 そして気になるのが、木曜夜9時枠でドラマが控えている木村だ。

 近年の木村は『教場』シリーズ(フジテレビ系/2020年~)や『未来への10カウント』(2022年4月期/テレビ朝日系)など、これまでのイメージを塗り替える“脱キムタク”を意識した作品が目立つ。

 そんな木村は、昨年1月クールの『風間公親-教場0-』が、全話平均世帯視聴率9.8%と、木村主演の連ドラで初の平均1ケタで終わってしまったばかり。ジャニー氏問題の影響もまだまだあるだろうが、今度の4月ドラマは絶対に失敗できないだろう。