■木村拓哉は“視聴率男”の真価が問われる

「4月のテレ朝ドラマで、木村さんは“冤罪の真相を追う脱獄犯”を演じる、と報じられていますね。当初は“忖度なく真実を追う報道キャスター”の作品を予定していたのが、ジャニー氏問題の影響で変更になったとか。

 木村さんは2019年放送の主演ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)の続編のスペシャルドラマと映画も控えているそうで、その撮影で3月にはフランスへ飛ぶと言われています。4月のテレ朝ドラマは、非常にギリギリのスケジュールでの撮影になるのでしょうね。

 そんななかで木村さんは、ハイクオリティな、視聴者が面白いと思える作品を作ることができるのか――“視聴率男”キムタクの真価が問われますね」

※画像は『グランメゾン東京』シリーズの公式X『@gurame_tbs』より

 最後に、現在の1月クールに門脇麦(31)主演の『厨房のありす』(日本テレビ系)に2番手で出演中の永瀬にとっても、話が出ている主演ドラマは重要なものになりそうだという。

「永瀬さんは2022年7月クールの主演ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系)、広瀬すずさん(25)のお相手役で出演した2023年1月クールの『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)がどちらも数字が振るわず、“数字の取れない役者”のイメージが定着しつつある。

 主演が噂される『オシドラ』は遅い時間帯なのでリアルタイムの数字はそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、“主演俳優”として強い存在を残す必要はありますよね」

『厨房のありす』の永瀬は2番手だが、主演の門脇、ベテランの大森南朋(51)の2人が際立っており、永瀬がいまいち目立てていないところもある。

「現在『オシドラ』枠で放送中のSnow Man岩本照さん(30)の主演作『恋する警護24時』は第1話(1月13日放送)の見逃し配信再生回数が129万回を突破し、同枠の歴代最高記録を達成して話題になっています。永瀬さんにとっても、次のドラマが勝負の作品となるでしょうね」

 フジテレビは山下と錦戸、テレ朝は亀梨、井ノ原、木村、そして永瀬。「辞めジャニVS現役」の様相を呈しつつある4月クールの連ドラバトルを制するのは、どちらの局なのか――。