■「もっと追求したいっていう欲が増してきましたね」

 ラウールの「いっぱいシーンがあったじゃないですか。どこが一番大変だったというか、乗り越えたんだよっていう」という質問に、宮舘は「やっぱ言葉。我々現代に生きてるから。歌舞伎になるとより“時代”っていうふうになっていく。ゆっくりだったり、語尾の母音を大事にしたりとか。やってみるともっと追求したい追求したいっていう欲が増してきましたね」と、今後も歌舞伎に挑戦したいと思いを新たにしていた。

 リスナーからの質問には「二幕の質問があったんだけど、一幕では義賢になって終わって。最後、幕を閉じるんだけど。その義賢の顔のまんまで三幕に行けないから。1回お風呂に入ります!」と回答。

『SANEMORI』はプロローグ・序幕(1時間)、二幕目(1時間)、大詰(30分)という構成だった。

 ラウールが「メイクもじゃあ1回落とすの?」と確認すると、宮舘は「1回落とします」とし「二幕の最中にもう1回、義仲の顔にしてるっていう。だからもう本番始まったらずーっと動いてる。息をつく暇もないというか、衣装も着るのも大変で。人の手で紐も縛ってるから30分くらいかかるの。だから本当に1時間っていうのがあっという間に感じます」と、舞台の裏側でせわしなく大詰の準備をしていたと振り返った。

■宮舘の「ボケたがったこと1回もない」という言葉にラウールは……

 直後、宮舘は「あとボケたがりではないですからね」とリスナーのメッセージに反応。これにラウールが「ボケたがりじゃないですか!?」と応じるも、宮舘は「全然! ボケたがったこと1回もない」と否定。ラウールは苦笑していた。

「どちらかというとツッコミのほうだけどね」と言う宮舘に、ラウールが「それがもうボケなのかな(笑)」とし「『SANEMORI』の裏では初対面の方も結構多いじゃないですか。そこではボケたがらなかったんですか?」と確認すると、宮舘は「すっごいボケてた!」とついに白状。ラウールは「あぁ~良かった! 一安心」と安堵していた。

 宮舘は「毎日笑わせてた」と明かし、「入れていただいている感じだから。自分ってどういう人なのかっていう自己紹介から始めないといけないから。そういうところから始めましたね」と、周囲に知ってもらうため、溶け込むためにボケまくっていたと語った。