2月12日、永野芽郁(24)主演の連続ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系、毎週月曜日夜9時から)の第6話が放送された。

『君ここ』は、長崎を舞台にしたファンタジーラブストーリー。主人公・逢原雨(永野)は初恋の人・朝野太陽(山田裕貴/33)の命を救ったことと引き換えに“あの世からの案内人”と「五感を失う」契約を交わしている。

 第6話は雨の祖母・雪乃(余貴美子/67)が末期がんで亡くなってしまうが、その過程で雨がコンプレックスだった自分の名前の真意を知ったり、確執のあった母・霞美(真飛聖/47)と和解できたりと、救いのある展開が多く描かれた。

※画像は『君が心をくれたから』の公式X(旧ツイッター)『@kimikoko_fujitv』より

 一方で、雨の五感消失は変わらず。次回第7話では雨が「触覚」を失うこと、太陽がその原因が病気ではないことに気づいてしまうことが予告されており、

《朝から録画みて号泣もう仕事行かなきゃなのに号泣 あんなお婆ちゃんになりたいよ》
《「君が心をくれたから」の第6話 今(深夜1時)見終わったけどまた号泣 今回は大丈夫かなって思ってたけど最後のばあちゃんの交換日記のとことか無理だった。7話は予告だけでも泣ける。やっぱり太陽くんが責任感じちゃうよね、、早くみたい》

 といった声が多数、SNSにも寄せられている。

 放送後、ドラマタイトル『君が心をくれたから』がX(旧ツイッター)のトレンド入りするなど、視聴者を号泣させまくっている同ドラマだが、視聴率は大苦戦している。2月12日第6話の平均世帯視聴率は6.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と、低空飛行が続く状況にある。

 見逃し配信サービス・TVerのお気に入り登録者数は106.4万人(2月13日朝10時現在)と同クールの連ドラで2位の高い数字を誇るが、世帯視聴率は初回(1月8日放送)の7.2%と第6話以外すべて5%台。ドラマ界を代表する放送枠の「月9」としては、あまりにも厳しい数字となってしまっている。

 ドラマ制作会社関係者は話す。

「近年は“テレビ離れ”が進んでいて、すべての番組で数字がなかなか取れないという状況がありますが、リアルタイムでの数字の良いドラマもあります。たとえば、水谷豊さん(71)主演の『相棒』(テレビ朝日系)は第15話(2月7日放送)が世帯11.0%で、初回からずっと2桁をキープしています。

 ただし、現在、テレビ各局が最重要視しているのは世帯視聴率ではなく、13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率なんです。各局はこの数字を上げようと躍起になっているのですが、特にドラマに関しては“大いなる矛盾”が生じてきていますね……」