インスタグラムにＴｉｋＴｏｋ。いまや、なんでもかんでもスマートフォンで写真や動画に収め、ＳＮＳへとアップロードするのが当たり前となったＺ世代。若者たちにとってＳＮＳを通して「行きたい場所」「欲しいもの」を見つけることは、もはや当たり前。
さらに「体験型」の消費を好むとされるＺ世代は、ＳＮＳで見た写真や動画を通して「自分もこの体験をしてみたい」と感じるのが日常だ。
若者文化や流行の最先端に詳しいトレンドアナリストの太田まき子氏はこう解説する。
「自分の体験をインスタのリール（ショート動画）やＴｉｋＴｏｋにアップするインフルエンサーの姿を見て、“行きたい”と思う人が増える……という形でＳＮＳ上での流行は広がっていく印象ですね。こうした“体験型”の消費は、今後も継続するのではないでしょうか。“映える”撮影スポットへの来客は右肩上がりに増えていくと思われます」
そんなＺ世代に刺さる「体験」を提供しているとして注目を集めているのが、ハンドメイドアクセサリー『ｇｌäｎｔａ（グレンタ）』だという。
全国で１０店舗以上を展開しているハンドメイドジュエリー店である同店は、全店に工房を併設しているのが特徴。職人にオリジナルのオーダーリングをつくってもらうことも可能だが、話題を呼んでいるのは「指輪作り体験」ができるワークショップだという。
実際にＳＮＳでは、
《今年のクリスマスプレゼントは指輪づくりでした》
《手作りペアリング 平日ですぐ作れたし、思ってたより楽しくて『また行きたいね〜』って満足》
といった報告が写真や動画と共に数多く上がっている。その多くは記念日の贈り物としてペアリングづくりをカップルで楽しむという声。プレゼント兼デートスポットとして活用する人が多いようだ。
