2月14日、NHKが定例会見で発表した2024年度の改編。その内容が旧ジャニーズ事務所(現『SMILE-UP.』)とNHKの完全決別を感じさせるものだったため、ファンを騒然とさせている。
NHKはジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を重く受け止めて、昨年9月時点で所属タレントの新規起用を見送る方針を発表。2月14日の会見でも稲葉延雄会長は「方針に変更はない」と言及。旧ジャニーズタレントが出演している番組8本の終了と、3本の降板を発表した。
また、翌15日に行なわれたNHK大阪局の定例会見ではSUPER EIGHTの村上信五(42)が出演中の関西ローカル番組『ちゃうんちゃう』の今後を、局長代行・経営管理センター長の森田正人氏が「まだ発表できる段階ではない」と明言を避けつつも降板、あるいは終了を示唆するコメントをしている。
さらに、長寿アニメ『忍たま乱太郎』の主題歌も光GENJIから長く旧ジャニーズの所属タレントが歌い継いできた『勇気100%』から変わるのでは――と不安視する声もファンからは上がっている。間違いなく言えることは、旧ジャニーズタレントが4月以降、ほぼNHKから姿を消すことになる、ということだ。
【発表】NHK、少クラ後継の「ニュージェネ!」は3月で終了へhttps://t.co/tKMqB3KSWd
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 14, 2024
メディア総局長は「今年の4月からは編成しない」と説明。SMILE-UP.社の所属タレントについては「新規の出演はなくなる」と述べた。再放送や声の出演などはあり得るという。 pic.twitter.com/Lb76YBM6QA
終了と降板が発表された番組、出演タレントは、以下の通り。
【Eテレ】
・『バリューの真実』(SixTONES)
・『言葉にできない、そんな夜』(WEST.の桐山照史/34)
・『とまどい社会人のビズワード講座』(King&Princeの永瀬廉/25)
・『世界サンライズツアー』(WEST.の中間淳太/36)
・『The Covers』(KinKiKidsの堂本光一/45が降板)
・『みんなの手話』(SnowManの佐久間大介/31が降板)
【BS】
・『ニュージェネ!』(河合郁人/36)
・『プレミセ!』(King&Prince)
※どちらもジュニア(旧『ジャニーズJr.』)が多数出演している。
【ラジオ】
『STUDY!ぼくたちとみんなのラジオ』(A.B.C-Z)
『らじらー!サタデー』(Hey!Say!JUMPの八乙女光/33と伊野尾慧/33)
「旧ジャニーズ、現SMILE-UP.は補償業務に専念して、タレントのマネジメント業務は4月から新事務所『STARTO ENTERTAINMENT』が本格稼働して請け負いますが、NHKは“分離がしっかりできているかどうかを引き続き確認する”とのことです。
また、旧ジャニーズ事務所の補償対応が十分に進んでいないことにも、14日の会見で稲葉会長は言及していました。ファンの反発はもちろんありますが、確かに補償対応が遅れているのは事実でしょうね」(ワイドショー関係者)